【2026年】ホルムズ海峡問題がプロパンガス代を直撃?価格高騰の理由と対策

2026年05月14日

イラン情勢に関連するホルムズ海峡の問題は、自動車のオイルからお菓子のパッケージの印刷インキまで、広範囲に影響しています。原油を原料とするプロパンガスも大きな影響を受けており、ガス代高騰に多くのご家庭が悩んでいらっしゃいます。

ガス代高騰から家計を守るために、イランをはじめとした中東情勢が日本のプロパンガスにどう影響するのか、その理由と対策についてまとめました。

なぜ中東・イラン情勢が日本のプロパンガス料金に影響するのか?

イランをめぐる情勢が、毎月のガス代を左右する――そんな状況が2026年春、現実となりました。ナフサ不足で製菓メーカーがパッケージを白黒にするという話もありましたが、プロパンガスも中東情勢に大きな影響を受け、大手各社が料金の値上げを通知しています。

中東問題でなぜプロパンガス料金が値上げされるのか、その理由はプロパンガスのほとんどを海外から輸入していることに起因しています。

プロパンガスの輸入価格指標「CP価格」と「MB価格」

日本で使われているプロパンガス(LPG:液化石油ガス)は、海外からの輸入が約85%を占めています。

プロパンガスの輸入価格のうち、中東産LPガスの価格が「CP(Contract Price)」、北米産LPガスの価格が「MB(Mont Belvieu)価格」と呼ばれています。

2011年度はプロパンガス輸入の86.6%が中東からだったので、流通価格もCPが基準となり決められていました。

ただその後、2022年度には中東からのプロパンガス輸入は8.0%に低下。2016年6月の新パナマ運河開通以降、北米産プロパンガスの輸入が増えたことで、2017年からはCPに加えてMB価格とも連動した流通価格の基準となっています。

ホルムズ海峡封鎖と「ガス料金値上げ」の関係

ホルムズ海峡はここ

中東から輸入しているプロパンガスは少しだけなのに、なぜ中東情勢でガス代が上がるのか?その理由を説明したいと思います。

中東は世界の海上プロパンガス輸出のおよそ3割を担っており、ホルムズ海峡封鎖によって世界の石油輸出量の約20~21%が事実上停止した状態になりました。

そのため、プロパンガスや原油を中東からの輸入に頼っていた国は、供給不足を補うため米国産プロパンガスの輸入を拡大しています。つまり米国産プロパンガスの需要が上がり、それによって米国産プロパンガスの価格(≒MB価格)も上がっているんです。

また、中東産プロパンガスの輸入が減っても、CPが日本の流通価格の基準の1つというのは変わりません。そのCPも中東の供給障害を受けて価格が高騰しています。

ホルムズ海峡封鎖によって、結果として流通価格の基準であるCP、MB価格の2つの価格が高騰し、日本のプロパンガス料金が値上がりすることになるのです。

CP・MB価格急騰とプロパンガス値上げの現状

2026年春のCP・MB価格の推移

2026年2月末からのイラン情勢とホルムズ海峡封鎖は、プロパンガスの国際価格へ即座に影響しました。

2026年4月適用のCPは750$/tと、前月比で+205$/t、約38%UPという異例の急騰を見せました。

MB価格についても、その局面で「中東産プロパンガスの代替供給源」として需要が集中。3月の平均価格は394$/tと、前月比で+77$/t、約24%UPとこちらも急騰しました。

またプロパンガスの原料である原油は、WTI原油先物で、イラン情勢前(2026年2月27日)には67.0$/バレルであったところ、軍事衝突の長期化が意識された3月9日には、一時119.5$/バレルまで上昇しました。

5月以降のCP・MB価格も高止まりしており、原油価格も依然と高いままですから、プロパンガス料金が落ち着くまでまだ時間がかかる見通しです。

プロパンガス料金は各社が続々と値上げ

原油価格やCP・MG価格の急騰を受け、プロパンガス業界では値上げの動きが急速に広がっています。大手プロパンガス会社も含めて多くの会社が、5~7月検針分から従量単価を55円〜110円程度引き上げる値上げを通知しているようです。

一般的な家庭のプロパンガス使用量(月10㎥)で試算すると、毎月550円~1,100円、年間で12,000円~18,000円もガス代が値上げとなる計算です。

値上げ自体は仕方がない情勢ではありますが、当社からガス会社へ交渉することで値上げ額を減らせる可能性もありますので、もし値上げでお困りの方はお問い合わせくださいませ。

今後のガス代はどうなる?注意すべき「プロパンガス業界の問題点」

不要な値上げも行われる可能性

原油価格やCP・MB価格は高止まりしており、それらを理由としたプロパンガス料金の値上げもまだ続くでしょう。

皆さんに注意してほしいのは、こういった情勢であっても、ガス会社によって値上げ幅や値上げの回数、値上げ後のガス料金が異なるという点です。

どこも値上げしているんだなと思っても、あなたの従量単価が+110円になるのに、他のご家庭は+30円の可能性もあります。あなたの従量単価が500円になったのに、他のご家庭は400円の単価の可能性もあります。

もし値上げの通知が来ているなら、その値上げが適正な範囲のものか、契約ガス会社ではない第三者にご確認することをオススメします。

値上げされやすいが、値下げされにくい現状

一方で、今後の原油価格やCP・MB価格が下がった時には、プロパンガス料金は値下げされるでしょうか?残念ながら値下げされない可能性の方が高いです。

プロパンガスは自由料金ですのでガス会社が自由に料金を決められますが、値上げ・値下げも各ガス会社が各々で決めています。以前からプロパンガスは「値上げはあっても値下げはほとんど無い」と言われるような業界でしたが、この急激な世界情勢の変化の中でもそれは変わらない見込みです。

そのように値上げばかりが積み重なり、同じ地域でも会社によって月々数千円以上の差が生じることも珍しくありません。「なんとなく今の会社のまま」でプロパンガスを利用することで、消費者がガス代を払いすぎてしまうことにつながっています。

値上げするガス代から家計を守るために、消費者ができることは?

まずは自宅のガス料金が「適正」か確認

値上げ対策の第一歩は、自分が支払っているガス料金が適正か、現状を正しく把握することです。

実はプロパンガスは「平均価格」と「適正価格」に大きな差があり、適正価格で利用すれば都市ガス並みのお安い料金で利用できる一方、平均価格で利用すると都市ガスの2倍前後の割高なガス料金となってしまいます。まずは現在の基本料金・従量単価をチェックして、ガス会社を見直した方がいいのかを見極めましょう。

地域ごとの適正価格が知りたい方は、以下よりお問い合わせくださいませ。

プロパンガス会社の「比較・乗り換え」で固定費を削減

自分のガス料金が適正ではない、という時はガス会社を乗り換えることでガス代をお安くできます。プロパンガスの乗り換えは無料で、解約手続きも代行、大掛かりな工事も不要で屋外にあるガスメーター・ボンベを交換するだけと、比較的簡単に行えます。

ちなみに、当社の実績ですと、ガス代を平均32%お安くできていますので、簡単な乗り換えですが、ガス代の削減効果はかなり大きいといえるのではないでしょうか。

乗り換えの際に重要になるのは、今ガス代が安くなる会社というだけでなく、長期的に適正価格を維持できる会社を選ぶことです。当社では、複数社に相見積もりを取った上で、最も安いガス料金の会社を料金保証付きでご案内しております。グループ全体で15万世帯の切替実績がございますので、見積もり依頼から変更手続き・アフターサポートまで、安心してご利用いただけます。

ガス屋の窓口の永久保証で、適正なガス料金を守ろう

当社を通じてガス会社を乗り換えていただくと、ずっとプロパンガスを適正料金でご利用いただける「永久料金監視保証」を受けられます。万が一値上げがあった時も、当社へご連絡いただければ、他のガス会社の値上げ状況や輸入価格の状況を確認して不当な値上げは止め、適正料金に戻すことができます。

この料金保証をご利用いただけば、値上げがあった際も自分で調べたり確認する必要はなく、当社へご連絡いただくだけで適正料金のプロパンガスをご利用いただけます。

まとめ:値上げする構造を理解して、賢く家計を守る

2026年春のイラン情勢・ホルムズ海峡問題による原油価格やCP・MB価格の高騰は、日本のプロパンガス代に大きな影響を与えました。日本のプロパンガスは主に米国から輸入していますが、中東情勢の影響による米国産プロパンガスへの需要集中や原油価格の変動などがあり、中東の現状が日本のプロパンガス代に影響しています。

ただし、もしプロパンガス料金の値上げがあった時は、すべての値上げを受け入れるのではなく、適正な値上げかを見極めることが重要です。もし適正価格を超えて割高なガス料金となっている場合は、ガス会社を乗り換えて家計を守りたいですね。

値上げが続く時代だからこそ、まずは今月の請求明細を手に取って、基本料金と従量単価が適正か確認することから始めていきましょう。

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ガス屋の窓口

地域最安料金のプロパンガス(LPガス)会社をご案内!お客様の立場に立ち、お客様のご要望に沿った最良条件のガス会社を選定し、ご案内いたします。プロパンガス(LPガス)のことなら、なんでもお気軽にご相談ください。

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