瞬間湯沸器と給湯器、どっちを選ぶ?利用状況など選び方の基準を解説!

湯沸かし器を利用したキッチン イメージ

給湯器の様にお湯を沸かす機器の一つに瞬間湯沸器がありますよね。この湯沸器にもガス用や電気用があったり、給湯器と値段・設置場所・利用できる箇所が違います。

もし給湯器と湯沸器のどちらにするか悩んでいる方は今から紹介する給湯器のと瞬間湯沸かし器の違い、瞬間湯沸かし器の種類を参考にチェックしてみましょう。

給湯器と瞬間湯沸器、選ぶならどっち?

給湯器と瞬間湯沸かし器の写真

「給湯器」と「瞬間湯沸器」は、どちらもお湯を沸かす機器ですが、仕組みや設置場所など色々と異なる点があります。そのため、どこでお湯を使いたいか、どこに設置したいかなど、利用したい状況によってどちらにするか選ぶのがベスト。

ここからは、4つの利用状況別のオススメをご紹介していますので、自分の希望する利用状況に近いものを選びましょう。

①浴室でお湯を使うなら「給湯器」

お風呂やシャワーなど浴室でお湯を使いたい場合は給湯器を導入しましょう。

湯沸器は長時間稼働させると負担がかかりすぎてしまい、故障や事故に繋がってしまう可能性があります。取扱説明書にも、換気が悪く湿気の多い浴室への取り付けやお風呂などの長時間連続利用をすると故障したり、機器の寿命を著しくがってしまうと記載されていますので、湯沸器でお風呂を沸かすなどはしないようにしましょう。

メーカーの取扱説明書にも記載されているように、換気が悪く湿気の多い浴室への設置や、お風呂などの長時間連続利用は機器の寿命を損ないますので、浴室での利用する場合は給湯器を選びましょう。

②複数箇所で同時利用するなら「給湯器」

お子さんがシャワーを浴びてる最中に洗い物をすることがあるなど、複数箇所で同時利用するご家庭は給湯器が良いでしょう。

湯沸器も複数個所でお湯を出すことはできますが、給湯器は主に16号・20号・24号なのに対して、湯沸器は基本的に5号ほどしかないため同時利用には向いていないのです。

③給湯器が置けない時は「湯沸器」

給湯器を置きたいのに家の外に設置スペースがなくて置けないと悩んでいる方は室内に設置することができる湯沸器を選びましょう。

湯沸器は利用する場所に設置されるため、外に設置場所がなく給湯器を置くことができなくても、設置することができます。ただし、湯沸器にも浴室やガスコンロの上など設置してはいけない箇所もありますので、利用したい場所に設置できるかどうか事前に確認をしましょう。

④とにかく初期費用を抑えたいなら「湯沸器」

なるべく費用を最小限に抑えたい方は湯沸し器が良いでしょう。ガスふろ給湯器は10万〜13万ですが、湯沸器の場合は相場が3〜5万円と本体代金は半額以下。

ただし、湯沸器は基本的に一か所のみで使われるため、利用したい箇所すべてに湯沸器を取り付けるよりも給湯器を設置した方が安く済むこともあります。

利用したい箇所がいくつあるのか確認して、湯沸器を複数購入した金額と給湯器を購入した金額のどちらが安いかを必ず確認しましょう。

湯沸器の種類

湯沸器には「ガス瞬間湯沸器」と「電気湯沸器」等があります。さらにそこから元止め式や先止め式、貯湯式にわかれます。それぞれ仕組みが大きく異なり使い方も変わってきますので、湯沸器の購入を考えていらっしゃる方は、どの湯沸器が利用状況や設置場所に一番合っているか、購入前に決めておきましょう。

ガス瞬間湯沸器・元止め式

元止め式 瞬間湯沸かし器のイラスト・図解

元止め式とは、湯沸器本体(元)でお湯を出したり止めたりする湯沸器のことで、ほとんどが一般家庭で利用されています。

湯沸器本体から直接ノズルが伸び、そこから直接お湯が出るため給水配管ができず複数個所への給湯ができない為、小型の湯沸かし器にしか元止め式はありません。

ガス瞬間湯沸器・先止め式

先止め式 瞬間湯沸かし器のイラスト・図解

先止め式とは、湯沸器本体と繋がっている蛇口側でお湯を出したり止めたりできるタイプです。

利用箇所から離れていてもお湯の出し止めができるため、公共施設のトイレにある手洗い場や美容室など、複数個所や湯沸器本体から少し離れた場所で利用する場合は先止め式が導入されます。

瞬間式・電気湯沸器

瞬間式 電気湯沸かし器のしくみ・図解

ガスではなく電気を使った瞬間湯沸器もあります。ガス瞬間湯沸器のように火を起こして沸かすのではなく、本体に内蔵した電気ヒーターでお湯を沸かすため、一酸化炭素中毒や不完全燃焼の恐れがなく閉め切った場所や地下などでも利用可能です。

また、以下でご紹介する貯水式の電気湯沸器に比べ、コンパクトで湯切れの心配もいりません。

貯湯式・電気湯沸器

式 電気湯沸かし器のしくみ・図解

湯沸器には貯湯式の電気湯沸器があります。瞬間式の様に利用する際にお湯を沸かすのではなく、貯水タンクに貯めてから電気ヒーターでお湯を沸かし保温しておくことでいつでもお湯を供給することができます。

貯湯式はランニングコストを節約することができますが、湯量に上限があるため利用量が多いと湯切れを起こしてしまいますので、貯湯式の電気湯沸器を利用する際は普段の利用量に合った湯量を貯湯できる物を利用しましょう。

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まとめ

■この記事のポイント

  • 「お風呂で使う」「複数箇所で同時利用」の場合は給湯器
  • 「1箇所のみで利用」「費用を少しでも抑えたい」の場合は湯沸器
  • 湯沸器にも種類があるので、利用状況に合わせて選ぼう

利用状況に合っているのは「瞬間湯沸器」と「給湯器」のどちらか判断できましたか?

同じお湯を沸かす機器ではありますが、使い方が大きく異なりますのでこの記事でご紹介したポイントを踏まえて利用状況に一番合っているものを見つけてくださいね。

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