プロパンガスと都市ガスの違いと見分け方|プロパンガス・LPガスの「ガス屋の窓口」

電話をかける自動料金診断電話番号
ガス会社変更実績90,000世帯SBSラジオCM放送中!

プロパンガスと都市ガスの違いと見分け方

ガスホルダーとガスボンベ

日本で一般家庭用の熱源として使われているガスは、プロパンガスと都市ガスの2つ。
この「プロパンガス」と「都市ガス」の違いをご存知ですか?

何となく違いはわかるけど、意外と知らないことも多い……、そんな方のためにプロパンガスと都市ガスの違いと見分け方をご紹介します。

目次
カンタン10秒 自動料金診断無料相談無料相談

プロパンガスと都市ガスの成分・性質の違い

プロパンガス(LPガス)と都市ガスは異なるガスで、主成分はもちろん、ガスとしての性質も異なります。

そこでまずは、プロパンガスと都市ガスの「成分・性質の違い」をご紹介します。

原料の違い

都市ガスの主成分は「メタンを主とする天然ガス」、プロパンガス(LPガス)の主成分は「プロパン・ブタンを主とする液化石油ガス」です。

プロパンガスは都市ガスと比べて液化しやすいのが特徴です。

プロパンガスは-42℃まで冷やすと液体になり、体積は250分の1まで小さくなります。

一方で都市ガスは-162℃まで冷やすと液体になり、体積が600分の1まで小さくなります。

冷却温度の差もありますが、プロパンガスは圧力をかけることでも簡単に液化させて体積を小さくできるため、その特性を生かして液体の状態で各ご家庭に運ばれます。

都市ガスは冷却による液化で体積を小さくできるため、液体の状態で大量に輸入され、既知のタンカーに貯蔵されますが、その後に気化→熱量調整された気体の状態でお客様へ提供されます。

ガスの重さの違い

プロパンガスと都市ガスは、実は重さも異なります。

プロパンガスは空気よりも重く低い場所に溜まりますが、都市ガスは空気より軽く屋内では天井部に溜まります。

防災訓練など火災時には「できるだけ低い態勢で非難する」ようにしますが、プロパンガスのガス漏れがあった際に低い体勢を取ってしまうと、溜まったガスを吸い込んでしまう危険があります。

万が一ガスが漏れてしまった時は、プロパンガスの場合は窓や戸を十分に開け、箒で掃き出すなどして低いところに溜まったガスを追い出す必要があるので注意が必要です。

プロパンガスと都市ガスではガス漏れ警報器の設置位置も異なるのですが、それもガスの重さの違いによるもの。

都市ガスは空気より軽いので天井や壁の上の方に警報機を設置しますが、プロパンガスは空気より重い為、逆に足元など壁の下の方に警報機を設置します。

においの違い

ガスは独特のくさい匂いがする、と思う方が多いと思いますが、実は本来プロパンガスも都市ガスも無色・無臭です。

でも、無臭だとガス漏れをしても気付けず危険ですよね。

爆発事故の危険性もありますし、気付かぬままにガスを吸いこみ命を落とす可能性もあります。

そこで万が一のガス漏れの際にもすぐに気付けるよう、腐った玉ねぎのような独特のにおいが付けてあります。

もっと良いにおいをつけてくれればいいのに…と思う方もいるかもしれませんが、良い香りがしてきても「これは危険だ!」とは考えませんよね。

人が本能的に危ないと察知できるよう、今のようなにおいが付いています。

ちなみにガスににおいをつける付臭剤は、燃焼後は無臭で有害物質を発生しないこと、微量でも特有のにおいが感じられることなど、様々な条件をクリアした物質なので、安心してガスを使用できます。

熱量(火力)の違い

プロパンガスと都市ガスでは、1m3あたりに発生させられる熱量が異なります。

都市ガス1m3あたりの熱量は約11,000kcalであるのに対して、プロパンガス1m3あたりの熱量は約24,000kcal。

同じ体積だった場合、プロパンガスは都市ガスの2倍以上の熱を出すことができます。

火力が強いから中華料理屋などではプロパンガスが使われる、というのはよく聞く話ですが、そういった業務用の場合は強火力が出せる器具となっているためです。

一般家庭など同じガス器具を利用する場合、プロパンガスも都市ガスも火力は同程度となっているようです。

プロパンガスは都市ガスの2倍の熱量だからといって、同等機種の家庭用ガスコンロでも常にプロパンガスが都市ガスの2倍の火力は出ませんし、ガスコンロの炎の温度が2倍になるわけでもありません。

熱量と火力は混同されがちですので、プロパンガスと都市ガスの火力を比較するような記事を読む時はご注意ください。

カンタン10秒 自動料金診断無料相談無料相談

ガスの供給方法の違い

「原料の違い」の項目で少し触れましたが、プロパンガスは液体のまま各家庭に運ばれ、都市ガスは気体の状態で各家庭に提供されます。

プロパンガスと都市ガス、それぞれの供給方法とその違いについて、具体的に説明したいと思います。

都市ガス

都市ガスの輸入から各ご家庭へ供給されるまでの流れをご紹介します。

都市ガスは-162℃まで冷やすことで液体となり体積が600分の1まで小さくなる特性を生かして、液体のまま「LNGタンカー」で日本へと運ばれてきます。

タンカーが日本に到着したら「アンローディングアーム」が接続され、LNGはLNGタンクへと送られます。

LNGタンクはLNGを貯めている内側のタンク、保冷剤を覆う外側のタンクの二重殻構造になっていて、それぞれのタンクの間には法令効果を高める断熱材や腐食対策の窒素などが充填・封入されています。

そして製造基地からガス管(導管)を通り、需要に応じてガスの貯蔵・放出量調整を行う「ガスホルダー」や、ガスの圧力を調整する「ガバナ」を経由し、ご家庭へと供給されています。

プロパンガスとは異なり、ガスボンベの設置は不要ですので、ボンベ設置スペースの確保も不要。常にガス管からガスが供給されますので、ガス切れになる心配もありません。しかし、ご自宅の近辺までガス管(導管)が来ていない場合、都市ガスをご利用できない(又はできても高額な費用が掛かる)ことがあります。

プロパンガス(個別供給)

プロパンガスの輸入から供給までの流れですが、巨大なタンクに入るところまでは都市ガスと大きな違いはありません。

ただ、国内でご家庭にガスを供給する方法は大きく異なります。

都市ガスが地中の導管を通じて供給されるのに対して、プロパンガスはガスをガスボンベに充填して、そのガスボンベを各家庭に運搬・設置することでプロパンガスを各ご家庭に個別供給(シリンダー供給)します。

自宅の敷地内にガスボンベの設置スペースを確保する必要ですし、定期的なガスボンベの配送・交換が必要となります。

極めて稀ではありますが、急に平常時より多量のガスを使用した場合、ガスボンベ内のガスが使い切られてしまい、ガスが使えなくなる「ガス切れ」が起こることがあります。

普通にプロパンガスを使っていればガス切れはまず起こりませんが、もし急遽親族が集まってガスの使用量が急増しそうな時は、念のため事前にガス会社に相談すると良いでしょう。

その他、プロパンガスの供給体制・流通についてはコチラをご覧ください。

プロパンガス(集中配管)

プロパンガスの輸入から供給までの流れについては前述のとおりですが、実はプロパンガスも小規模な都市ガスのような供給方法があります。

その方法とは、戸建住宅にそれぞれガスボンベを設置するのではなく、周辺の戸建住宅用として1ヶ所にまとめてガスボンベを設置し、そこからガスの配管を通じて周辺の戸建住宅にガスを供給する方法です。

こういった供給形式を集中配管や集中プロパン(供給先の数が70以上の場合は簡易ガスとなります)といいます。

集中配管の場合は自宅にガスボンベを置かないため、景観も損ねずガスボンベを設置するスペースも不要というメリットがあります。

ガス会社も複数の供給先へのガスボンベ配送が1ヶ所で済むため、配送コストの削減できます。

ただ、ガス料金を安くしたいなどの理由でガス会社を変更する場合、集中配管から個別供給へ供給方法を変更しなければならず、その場合は選べるガス会社が限られてしまいます。

また、簡易ガスの場合はプロパンガス個別供給・集中配管の場合とは様々な点で異なり、仕組みとしては都市ガスに近くなります。

ガス会社が変更できるとしても通常より時間がかかるなど、ガス会社変更が容易でなくなるケースもございますので、早めに当社へとご相談ください。

カンタン10秒 自動料金診断無料相談無料相談

プロパンガスは都市ガスと比べて危険、って本当?

漠然と「プロパンガスってガスボンベがむき出しで危なそう……」というイメージを持っている方もいらっしゃいますが、ガスボンベに問題があって事故が起こったケースは、バルブに問題があったケースを含めたとしても、全体の5%程度とごく一部となっています。

プロパンガスと都市ガスの事故件数比較

プロパンガス事故の大半は配管やガス器具の不備といった、都市ガスでも同様の事故が起こり得る内容でした。

実はプロパンガスのガスボンベ自体には、火災に巻き込またなどの際にはガスが噴出し爆発を防ぐといった、安全機構が組み込まれています。

また、緊急時にガスを緊急遮断するマイコンメーターの普及など様々な進歩により、プロパンガスは都市ガスと同等の安全性を持っていると言えます。

下記は具体的な事故件数をまとめたものですので、ご参考ください。

都市ガス・LPガスの事故件数について

  都市 LP
製造 供給 消費
2013 事故件数 8 184 575※1 207
死亡者数 0 1 0 3
2012 事故件数 10 185 276 260
死亡者数 0 0 0 1
2011※2 事故件数 39 176 288 227
死亡者数 0 3 0 1
2010 事故件数 11 171 201 204
死亡者数 0 0 1 5
2009 事故件数 11 132 162 185
死亡者数 0 0 3 4

※都市ガスは製造・供給・消費の段階別、LPガスは一般消費者等にかかる事故件数を記載
※1:FF式レンジフード型給湯器のケーシング変形による事故が大幅に増加。メーカー等が積極的に点検、部品交換を実施している過程で発見。(2009年:2件、2010年:2件、2011年:6件、2012年:18件、2013年:305件)
※2:2011年は、都市ガスのみ平成23年東北地方太平洋沖地震による事故を含みます。
※出典:経済産業省 各段階別(製造・供給・消費)の事故件数について

いかがでしょうか?都市ガスとプロパンガスの世帯数は同程度なのですが、事故件数も同程度で大きな差はないことがお分かりいただけたかと思います。

むしろ、プロパンガスを利用するにあたって注意すべきは「プロパンガスは空気より重いこと」です。

ガス漏れがあった際、火事の時のように「なるべく体勢を低くして移動する」と考える方もいらっしゃると思いますが、プロパンガスは空気より重く下から溜まっていくため、体勢を低くしてしまうと余計にガスを吸い込んでしまうことになります。

プロパンガス・都市ガスの性質をきちんと理解し、万が一の有事には最適な対応が取れるよう、日頃から気を付けましょう。

その他、プロパンガスの安全性についてはコチラをご覧ください。

災害時の復旧はプロパンガスの方が早い

血管のように張り巡らされたガス管(導管)を持つ都市ガスとは異なり、プロパンガスは個々の住居へ独立して供給を行っています。

そのため地震などの災害時も、プロパンガスは各家庭1戸単位で安全性が確認できれば、個別にガスの供給を再開できます。

火災等の二次災害を防止しつつ復旧を早く行うことができますので、災害時の復旧性はプロパンガスの方が優れていると言えます。

一方で都市ガスの場合、災害時の復旧作業は2,000~3,000軒ほどの地域ごとに行うため、復旧開始にも少々時間がかかります。

1995年に発生した阪神淡路大震災及び2004年に発生した新潟県中越地震、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震では、プロパンガスは安全性の高さだけではなく、その復旧の早さと緊急対応時のエネルギーとして有用性を見事に実証しました。

供給のために長い埋設管を通じて供給される都市ガスに比べ、独立して供給されているLPガスは地震などの災害に極めて強く、阪神大震災や東北地方太平洋沖地震でも大部分が数日以内で復旧しました。

カンタン10秒 自動料金診断無料相談無料相談

料金設定はどのくらい違うのか

プロパンガスと都市ガスは、毎月のガス代も異なります。
なぜ同じガスなのにガス代が異なるのかというと、そもそもの料金設定が異なるから。

その料金設定の違いや、具体的なガス料金比較など、詳しくご説明したいと思います。

そもそも料金制度が違う?

公共料金(認可料金制)と自由料金制の項目比較

プロパンガスと都市ガスでは、そもそも料金制度が異なっていることをご存知でしょうか?

都市ガスは公共料金であり、ガスの価格は政府が認可して決まります。
対してプロパンガスは自由料金制のため、ガスの価格はプロパンガス会社が自由に決めることができます。

そのため、都市ガスが値上げを行おうとした場合は政府の認可が必要なので、説明できないような不当な値上げは起こりません。

一方でプロパンガスは自由料金制ですので、値上げも自由にできてしまうため、これといった理由のない不当な値上げもできてしまいます。

ですので、プロパンガスはガス会社選びが非常に重要で、不当値上げを行わない優良ガス会社を選ぶ必要があります。

ガスの基本料金・従量単価の設定を比較

プロパンガスも都市ガスも、基本料金と従量料金を合わせた金額がガス代になる、という基本的な仕組みは同じです。

ただし、その基本料金と従量単価(単位料金)の金額には差があります。
その金額差を、関東エリアの料金をベースにご紹介したいと思います。

まず基本料金についてですが、下記表のとおり、都市ガスがガス使用量によって変動するのに対して、プロパンガスは使用量に関わらず一律となっております。

都市ガスとプロパンガスの基本料金比較

料金表 都市ガス プロパンガス
A表 745.20円 1,620円
B表 1,036.80円 1,620円
C表 1,209.60円 1,620円

※都市ガスは東京ガスが公表する一般契約料金を、プロパンガスは当社がご案内している料金を、それぞれ基準としております
※価格は全て税込み表記となっております

つづいて従量単価(単位料金)ですが、こちらは一概に比較することができません。

なぜなら、同じ1m3で出せる熱量に差があり、同じ体積の場合、プロパンガスは都市ガスの2倍以上の熱量を出すことができるからです。

ここでは仮に、都市ガスの従量単価(単位料金)を、数値上の熱量比率を乗じた金額に置き換え、疑似的にプロパンガスと同等の熱量単位にした単価で比較したいと思います。

ご覧いただいてわかるとおり、都市ガスの方が安いものの、プロパンガスの従量単価は皆さんのイメージよりもお安いのではないでしょうか。

都市ガスとプロパンガスの従量単価比較

料金表 都市ガス プロパンガス
A表 310.99円 302.40円
B表 279.21円 302.40円
C表 274.50円 302.40円

※都市ガスは東京ガスが公表する一般契約料金の基準単位料金を、プロパンガスは当社がご案内している料金を、それぞれ基準としております
※都市ガスの従量単価をプロパンガス基準に置き換える際は、東京ガス公表の一般契約料金の基準単位料金×2.18(熱量比率)にて計算しております
※価格は全て税込み表記となっております

カンタン10秒 自動料金診断無料相談無料相談

毎月のガス代はどのくらい違うのか

ガス代は毎月支払わなければならない費用ですので、なるべく安く済ませたいところですね。

プロパンガスと都市ガスのガス代を比較すると、基本的には都市ガスの方が安くなりますが、使用量やエリアによってはプロパンガスの方がお安くなる場合もございます。

具体的な戸建住宅の場合のガス代について、プロパンガス適正料金と都市ガス料金を比較しましたのでご参考ください。

関東エリアのガス料金比較

都市ガスのガス料金
  • 基本料金1,036※1
  • 従量料金5,584※2
  • 毎月のガス代6,620
プロパンガスのガス料金
  • 基本料金1,620
  • 従量料金7,292※3
  • 毎月のガス代7,668

※上記料金はすべて税込です。またプロパンガス料金はプロパンガス20m3使用時、都市ガス料金はプロパンガス20m3相当の都市ガス使用時のものとなります
※1:東京ガス株式会社公表の2016年9月時点、東京地区等の料金表B表(一ヶ月のガス使用量20m3をこえ80m3)の基本料金を参照
※2:東京ガス株式会社公表の2016年9月時点、東京地区等の料金表B表(一ヶ月のガス使用量20m3をこえ80m3)の基準単位料金を参照。従量単価128.08円×2.18(熱量比率)×20m3
※3:従量単価280円×20m3

東海エリアのガス料金比較

都市ガスのガス料金
  • 基本料金1,404※1
  • 従量料金6,991※2
  • 毎月のガス代8,395
プロパンガスのガス料金
  • 基本料金1,620
  • 従量料金7,128※3
  • 毎月のガス代8,748

※上記料金はすべて税込です。またプロパンガス料金はプロパンガス20m3使用時、都市ガス料金はプロパンガス20m3相当の都市ガス使用時のものとなります
※1:静岡ガス株式会社公表の2016年9月適用の料金表C(一ヶ月のガス使用量25m3をこえ60m3)の基本料金を参照
※2:静岡ガス株式会社公表の2016年9月適用の料金表C(一ヶ月のガス使用量25m3をこえ60m3)の従量料金単価を参照。従量単価160.35円×2.18(熱量比率)×20m3
※3:従量単価330円×20m3

カンタン10秒 自動料金診断無料相談無料相談

プロパンガスと都市ガスの導入費用の違いは?

プロパンガスも都市ガスも、導入するにあたって「配管工事費用」「ガス器具代金」「器具取付・設置費用」などの費用が掛かります。

屋内配管や器具代金、設置費用は多少の前後はあるものの大きな差はないと言えますが、「配管工事費用」には差があります。

ガスメーターよりも建物側の配管については、プロパンガスも都市ガスも同等程度の配管工事費用がかかります。

しかし都市ガスの場合、地中にあるガスの本管から自宅までガスを引き込む為の工事が別途必要となり、距離によって料金が変わりますが、相場としては15万円以上かかるケースが多いようです。

プロパンガスはガスボンベからガスメーターまでの配管は数メートル、費用も数万円程度で収まりますので、ガス配管に係る費用についてはプロパンガスの方が金額を抑えられると言えます。

さらに大きな特徴として、導入費用の支払い方法にも違いがあります。

都市ガス導入にかかる諸費用は基本的には家主負担となりますが、プロパンガスは導入にかかる諸費用は「貸付貸与契約」を行うことで持ち出しでかかる費用を0円とし、毎月支払うガス代に上乗せするかたちで支払うことができます。

ただし、貸付貸与契約は一定期間(契約内容に配管工事を含む場合は15年、給湯器などの器具・施工のみの場合は10年が標準的)の間、解約する場合に残期間に応じた費用清算が必要となります。

20万円の費用を10年契約の貸付貸与契約とした場合を例としましょう。

契約期間が残り5年の時点で解約すると、「(5年/10年)×20万円=10万円」を支払う必要があります(実際はもっと細かな数式によって清算金額を算出します)。

解約に一定期間の縛りが生まれる貸付貸与契約については、初期費用を掛けたくない場合は有効ですが、状況によっては一括ですべてをお支払いされる方が良いケースもございます。

プロパンガスを導入される場合や、施工・器具購入を行う場合は、まず当社専門スタッフへご相談ください。どのようなかたちで導入を進めるベストかご提案させていただきます。

都市ガスの導入費用につきましては、都市ガスの本管から物件までの距離により大きく異なるため、詳しくはお住まいの地域の都市ガス会社へとお問い合わせください。

プロパンガスの導入費用・イニシャルコスト

プロパンガスの導入を行う場合の各費用について、具体的にご説明したいと思います。

戸建住宅でプロパンガスを導入する場合、一般的には給湯器(リモコン2個・オートタイプ)、ガスコンロ、ガス配管の費用が掛かります。

これらの費用について、当社が関東エリアでご案内しているガス会社では以下のような料金が基準となりますので、ご参考ください。

新築時の配管代金(目安金額)

お風呂・キッチン1階 80,000円~
お風呂・キッチン2階 100,000円~
キッチンのみ(1階) 50,000円~
キッチンのみ(2階) 60,000円~

※上記は全て税別価格となります
※配管費用は、ボンベからガス器具までの配管の長さに準じるため、住宅規模によって配管代金は増額します

ガス給湯器の代金(目安金額)

20号給湯専用 6~70,000円
20号追焚付き 100,000円
20号追焚付エコジョーズ 150,000円
24号給湯専用 7~80,000円
24号追焚付き 120,000円
24号追焚付エコジョーズ 180,000円

※本体(オートタイプ)・リモコン2台(浴室・キッチン)・工賃・撤去費用全て込みの税別価格となります
※メーカーはノーリツ・リンナイ・パーパス・パロマの4大メーカーよりガス会社が選定(機能・性能は各社同程度の商品より選定)
※ガス会社変更前提で素取替(現状と同等機種への交換)の場合の価格
※灯油のボイラーから給湯機へも同額で対応可能です(灯油タンク撤去費用も含まれます)

ビルトインコンロの代金(目安金額)

ビルトインコンロは、工事・撤去費用込で定価の半額程度が目安となります。

本体+設置 35,000円~
設置のみ 18,000円~

※上記は全て税別価格となります
※オーブン有りからオーブン無しに買い換える場合は置台(3万円~)が必要となります。

カンタン10秒 自動料金診断無料相談無料相談

ガス器具を選ぶ時はココに注意!

ガス器具にはそれぞれ、プロパンガス用と都市ガス用が用意されています。

プロパンガスと都市ガスは熱量が違うのは前述のとおりですが、そのため対応していないガスを燃焼させると不完全燃焼となって、一酸化炭素中毒を引き起こす可能性もありますので、取り扱いには十分注意してください。

メーカーやガス会社によっては、プロパンガス用のガス器具を都市ガスで使えるようにしてくれたり、交換用の部品が用意されているようですが、これからガス器具を購入する場合は使用するガスにあったガス器具を購入しましょう。

ガス給湯器を買う時の注意点

ガス給湯器を購入する場合も、プロパンガス用か都市ガス用かを間違えないように注意しましょう。

また、自分が欲しいと思っている機能を持った商品かも確認する必要があります。

その他に、給湯器の号数、オートタイプかフルオートタイプか、の2つには注意していただきたいです。

まず給湯器の号数について。

基本的にはご利用になる人数に合わせて適した号数の給湯器を選べば問題ありませんが、注意すべきは1~2人暮らしなのに24号など大きい号数の給湯器を進められた場合です。

特別大きな問題になるわけではありませんが、不必要に大きな号数の給湯器を使うとガス代が割高になってしまうので、最適な号数の給湯器を選びましょう。

次にオートタイプ・フルオートタイプについて。
オートタイプは、ボタン一つでお湯張りができるようないわゆる自動タイプのもの。

フルオートタイプはいつでもお風呂に入れるように常にお湯張りがされているもので、常にお風呂が沸いている状態を保つためにガスが使用され、ガス代も高くなっていってしまいます。

こちらもどちらを選んでも大問題にはなりませんが、ガスをたくさん使ってほしいガス会社が不要なご家庭にもフルオートタイプを勧める場合があるようですので、不要な場合はきちんと断りましょう。

ガスコンロを買う時の注意点

ガステーブルやビルトインコンロなどのガスコンロを購入する場合も、プロパンガス用か都市ガス用かきちんと確認してから購入する必要があります。

2口以上のガスコンロには右側が強火力のものと左側が強化力のものがありますので、ガスコンロを設置する場所の壁面の位置にあった商品を選びましょう。

また、シンクの台の上に置くタイプのガスコンロ(ガステーブル)については、ガス会社から購入するよりも家電量販店等で購入した方が費用が安くなる場合があります。

ガス会社以外からガステーブルを購入する場合は、都市ガス用かプロパンガス用か、ガスホースは付属しているか、ガスホースはガス口に合ったものか等、商品の仕様をきちんと確認しましょう。

ビルトインコンロについては設置施工が必要となるため、ガス会社から購入した方がオトクなケースが多いようです。

いずれもケースバイケースですので、きちんとお見積もりを取って検討してから判断する必要があります。

カンタン10秒 自動料金診断無料相談無料相談

プロパンガス・都市ガスの見分け方

ところで、あなたのご自宅がプロパンガス・都市ガスのどちらを使用しているかご存知でしょうか?

たぶんプロパンガスかな?と思っても、いざどっちかを確認しようと思うと、何を確認したらいいかわからないものです。

そこで、その建物がプロパンガスか都市ガスかを見分ける方法をお教えいたします。

物件の外観からガスの種類を見分ける方法

外から見ることができる範囲で、プロパンガスか都市ガスかを見分けることもできます。

最もわかりやすいのは「供給方法」で判断する方法です。

判断基準はいたって単純で、ガスボンベが置いてある=プロパンガスの物件となります。

しかし、プロパンガスであってもボンベが見える位置に置いていないこともあるため、ガスボンベが置いていない=都市ガス、とはならないので注意が必要です。

ガスボンベは置いていないが、プロパンガスか都市ガスかわからない時は「ガスメーター」や「ガス給湯器」を確認しましょう。

メーターに「12A」「13A」などのシールが貼られていた場合は都市ガス用、「LPG」とシール貼付があった場合はプロパンガス用の機器となりますので、ガス種を見分けることができます。

機器によってはシンプルに「都市ガス用」「プロパンガス用」と書いたシールが貼ってある場合もありますので確認してみてください。

キッチン内でガスの種類を見分ける方法

屋内でプロパンガスか都市ガスかを見分ける場合は、キッチン内を確認するのが最もわかりやすいと思います。

キッチンにある「ガスコンロ」でも、その物件のガス種がプロパンガスか都市ガスかを見分けることができます。

こちらも商品の型番などが記載されているラベルシール等に「都市ガス用」「LPガス用」などの記載がある場合が多いようです。

ガスコンロがガステーブルの場合は、ガスホースの色でも見分けることができます。

プロパンガス用のガスホースはオレンジ色、都市ガス用のガスホースは薄いベージュ色となっていますので、お住まいのガスホースの色を見れば一目瞭然ですね。

その他に、「ガス漏れ警報器の設置する位置」でもプロパンガスか都市ガスかを見分けることができます。

都市ガスは空気よりも軽く、ガス漏れが起きた時は天井付近にガスが溜まるため、都市ガス用のガス漏れ警報器は天井や壁の上の方(天井から30cm以内)に設置されています。

逆にプロパンガスは空気よりも重く、ガス漏れが起きた時は下の方にガスが溜まるため、プロパンガス用のガス漏れ警報器は壁の低い位置(床面から30cm以内)に設置されています。

ですので、ガス漏れ警報器が上にあれば都市ガス、下にあればプロパンガスの物件と言うことになります。

ただし、立ち消え安全装置のあるガスコンロ等が設置されている場合は、ガス漏れ警報機が設置されていない場合もありますので、その際はガスコンロを見てガス種を確認しましょう。

不動産会社、ガス会社に確認する

色々見たけど、どうしてもプロパンガスか都市ガスかわからない!というときは、不動産管理会社に確認してみましょう。

建物にガスメーターなどが設置されていて、そこに連絡先が書いてあるようであれば、そのガス会社に連絡して確認することもできます。

どこを見てもわからない時は、まず不動産会社やガス会社に確認してはいかがでしょうか。

カンタン10秒 自動料金診断無料相談無料相談

プロパンガスと都市ガス、それぞれのメリットは?

一般的なご家庭でプロパンガスを使う場合と、都市ガスを使う場合、それぞれのメリットをご紹介します。

プロパンガスを選ぶメリット・デメリット

プロパンガスを選ぶメリットは「初期費用をかけずに導入できる」「災害時でも早期復旧が見込める」という2点です。

プロパンガスを導入する際には配管費用やガス給湯器などの費用が掛かりますが、プロパンガスの場合はそれらの費用について「貸付貸与契約」というかたちをとることで、費用の持ち出しなくプロパンガス導入が可能となります。

災害時の復旧についても前述のとおり、プロパンガスの場合は都市ガスと異なり、各家庭1戸単位で安全性が確認できれば、個別にガスの供給を再開できます。

しかし、プロパンガスを選ぶデメリットもあります。

プロパンガスを選ぶデメリットは大きく2つで、「貸付貸与契約の場合は縛りが生まれる」「ガス料金の不当値上げをされる可能性がある」という点です。

メリットでも挙げた「貸付貸与契約」をですが、契約内容をよく理解せずに契約してしまうと、大きなデメリットとしてユーザーに返ってきます。

貸付貸与契約を行って初期費用をかけずにプロパンガスを導入した場合、契約から10~15年はガス会社を解約する際に費用が掛かるようになります。

その内容を理解していない場合、「解約したくても違約金が掛かるからできない!」と非常に困ってしまいます。

もう一つのデメリット「ガス料金の不当値上げ」については、インターネット上でもそういった方の声を見る機会が多いと思いのではないでしょうか。

いわゆる「最初は安かったのに、気付いたら非常に割高なガス料金になっていた」というケースのことです。

プロパンガスはガス会社がガス料金を自由に決めることができるため、ガス料金が不当に値上げされるケースがあり、悪徳なガス会社と契約してしまうとガス料金が2倍以上も割高にされることもあります。

そのため、ガス会社選定をきちんと行い優良ガス会社と契約しないと、払わなくても良いガス代を払いすぎて損をしてしまうことになってしまうのです。

都市ガスを選ぶメリット・デメリット

都市ガスを選ぶメリットは「ガス料金が安い」という1点につきます。

一般家庭のガス料金としては、多くのケースでプロパンガスよりも都市ガスの方が安くなります。

安全面や利便性などで、都市ガスがプロパンガスに劣ってる点もありませんし、初期費用も一定の金額が掛かるものの、長い目で見れば安いガス料金で元が取れてしまいます。

また、都市ガスは公共料金ですので、どのガス会社を利用しても不当な値上げに悩むことはありませんし、安心して利用できます。

反面、都市ガスを選ぶデメリットは、しいて言えば「初期費用の負担が必要」「災害時の復旧に時間が掛かる」という2点でしょうか。

都市ガスを導入する際は、プロパンガスのように初期費用が掛からないようにすることができず、基本的にはお客様が初期費用を負担しなければなりません。

とはいえ、サービス・商品に対して対価を払うことは当然ですから、デメリットと言うほどでもないかもしれませんね。

また、災害時の復旧に時間がかかる点も、供給方法を考えれば仕方がないところではあります。

プロパンガスと都市ガス、どっちを選ぶべき?

結論から言えば、戸建住宅の場合は「都市ガスを利用できるエリアであれば都市ガスを利用し、そうでなければプロパンガスを利用する」ことが基本となるのではないでしょうか。

その中で、都市ガスを利用できるけど初期費用をかけたくない方や災害など緊急時への対策をお考えの方はプロパンガスを選ぶのも良いと思います。

また、プロパンガスを利用する場合は「優良なガス会社を選ぶ」ことが非常に重要です。

プロパンガスと一口に言っても、ガス会社によってガス代が大きく異なるため、適正なガス料金で不当値上げをせずに安定供給できるガス会社を選びましょう。

アパート・マンションなどの集合住宅の場合は、修繕費用・設備費用をガス会社に負担させられるプロパンガスの方がオトクになるケースもございます。

詳しくは当社専門スタッフまでご相談ください。

カンタン10秒 自動料金診断無料相談無料相談

ガスを都市ガスからプロパンガスに変える時の注意点

戸建住宅のガスを都市ガスからプロパンガスに変更する場合、注意しなければならない点があります。

まずは「ガス器具を買い替えなければならない」点。

通常、プロパンガスの場合はプロパンガス用の、都市ガスの場合は都市ガス用の専用器具が必要となります。

都市ガスからプロパンガスに変更する場合は多くのケースで、ガス給湯器やガスコンロなどのガス器具の買い替えが必要となります。

その他、「ガスボンベを置くスペースがあるか」も重要です。

ガスボンベの設置場所は液化石油ガス法で定められており、室外機や電気メーターなどから2m以上離して設置しなければなりません。

もし距離を置くことが難しい場合は、間に遮蔽板を作る等の施工が必要となります。

都市ガス物件の場合は、そもそもガスボンベを設置できるスペース自体が無い場合もありますので確認が必要です。

ビルテナントでプロパンガスを導入する場合も、同様にガスボンベの設置スペースやガス管を引き込むためのパイプスペース等の確認が必要となります。

ただ、都市ガスを利用する前提のビルの場合、ガスボンベが置けないケースが非常に多いようですのでこちらも確認しなければなりません。

アパート・マンションなどのオーナー様・大家様が、修繕費用・維持費用削減のために都市ガスからプロパンガスに変更する場合は、対応可能なケースが多くなります。

ただし、入居率が高いアパート・マンションの場合は、都市ガスからプロパンガスへの変更が難しくなってしまいます。

もしアパート・マンションのオーナー様・大家様で都市ガスからプロパンガスへの変更をお考えの場合は、当社専門スタッフへとご相談いただけましたら、詳細なご説明をさせていただきますのでお気軽にご連絡ください。

カンタン10秒 自動料金診断無料相談無料相談

プロパンガスと都市ガスの違いと見分け方 まとめ

いかがでしょうか?ご自分が使用しているガスが都市ガスかプロパンガスか、おわかりになりましたか?

都市ガスもプロパンガスも、一般消費者が家庭で使う熱源として、非常に重要なインフラの一つです。

どちらが良い悪いというよりも、違いをきちんと理解して利用することが重要です。

ガスの特徴はもちろん、ガスをオトクに使うための方法をきちんと理解してガスを利用しましょう。

カンタン10秒 自動料金診断無料相談無料相談
プロパンガスと都市ガスの違いと見分け方について、ガスの性質や主成分の違い、ガス料金の料金設定、毎月のガス代や導入費用、ガス器具の値段や導入費用、インフラとしての信頼性など様々な面から詳細にご説明いたします。