プロパンガス料金の計算方法は?高いガス料金の検算・日割り計算も簡単
プロパンガスのガス料金は一体どうやって計算されているのか、気になったことはありませんか?
毎月請求されるものだしちゃんと知っておきたい…!という方のために、この記事ではガス料金の計算方法はもちろん、ガス料金が高いと感じた時の対処方法もご紹介しています!
プロパンガスの料金形態
- 二部料金制
- 三部料金制
- 責任使用料金制
プロパンガスは様々な料金形態があります。基礎となるのが基本料金と従量料金だけで計算される二部料金制で、それに設備料金等が上乗せされると三部料金制となります。
最低使用料金制はご存じない方も多いと思いますが、一定のガス使用量までは定額の請求となり、一定のガス使用量を超えた場合は、超えた分の従量料金が別途掛かる料金形態です。電気料金のプランでもたまに見かける形態ですね。
プロパンガス料金の計算方法
どの料金形態でも、毎月固定でかかる「基本料金」と、ガスを使った分かかる「従量料金」の2つを合計した金額が、ガス代として毎月請求されます。
基本料金とは?
基本料金とは、毎月固定で掛かる料金のことです。
基本料金はガス会社が自由に決めることができるため、同じガス会社を利用しているお隣さん同士でも異なります。
従量料金とは?
従量料金とは、従量単価とガス使用量をかけ合わせて計算される料金のことです。
例えば、従量単価が300円でガス使用量が11㎥だとすると、300円×11㎥で従量料金は3300円となります。従量単価は基本料金と同様、各ご家庭ごとに単価が異なります。
従量単価が変動する料金プランもある
当社では固定単価プランが中心ですが、従量料金にもいくつか種類があります。それぞれで従量料金の計算方法が異なりますので、確認しておきましょう。
スライド制
スライド制とは、0~5㎥までは350円、5~10㎥までは300円といったように、使用量によって従量単価が変わるプランです。単価や使用量の段階はガス会社ごとに異なりますが、使用量が増えるほど従量単価が安くなります。
一点注意が必要なのは、ガス使用量が15㎥の場合でも、0~5㎥までの分は350円・5~10㎥までの分は300円で計算されるため、一番安い単価が適用されるのは10㎥以降の使用分だけである点です。いっぱいガスを使うから0~5㎥までは高くても大丈夫、と誤解しないようにしましょう。
原料費調整制度
原料調整制度はベースの単価が決まっていて、原油価格・輸入価格の変動を原料費調整として加減する料金プランです。
都市ガスと同様の明朗な料金プランですが、ベースの単価も原料費調整もガス会社によって異なりますので、これから契約する方は事前に金額を確認しておきましょう。
CP連動
こちらは主に業務用など使用量が100㎥を超える場合の料金プランで、毎月のCP価格を基準に一定の調整額を加減する料金プランです。
ガス会社の利益が固定されるのでCP価格が安い時は一般より安い料金で使えます。輸入価格や状勢によっては割高になることもあるので注意が必要ですが、基本的には家庭用料金よりもお得になるケースが多いのが特徴です。
契約・解約の際は日割り計算になる部分も
ガス会社を乗り換える場合は、契約・解約に合わせて計算方法や検針日が通常と異なる場合があります。
従量料金は使用した分かかる費用なので替わりませんが、基本料金は日割り計算されたり、ガス代とは別に撤去費用等を請求されることもあるようです。
基本料金の日割り計算についてはこちらのページをご確認ください。
解約時のガス料金の計算方法は?
ガス会社を乗り換えるなどで解約する際は、ガスを使用した分の従量料金と、解約日に合わせて基本料金が日割り請求されます。
最近は基本料金も日割りにならず満額請求されるケースも多いようですが、新しい会社と重複して基本料金がかかる事は通常ありません。
契約時のガス料金の計算方法は?
ガス会社を乗り換える際の新規契約後の初回請求は、1か月よりも長い期間の後に行われて日割り計算は行わないことが多いです。
たとえば通常月初に請求があるガス会社と15日に契約した場合であれば、最初の月初には請求されず、次の月初に初めて請求がかかるケースが多いです。
最初の請求が高いなと感じたら、検針票に記載されている利用期間を確認してみてくださいね。
ガス料金が高いと感じたら検針票の計算方法をチェック!
プロパンガスのガス料金は、ガス会社が自由に決めることができます。そのため、使用量はほとんど同じなのに、ご近所さんよりも倍近くガス料金が高かった!なんてことも…。
お隣さんよりもうちの方がガス料金高かった!や、いくらプロパンガスとはいえさすがにこの値段高すぎない?と思ったら、検針票の基本料金と従量料金を確認して、現在の料金設定は高いのか確認してみてくださいね。
検針票の見方がいまいち分からないという方は、以下の記事で詳しくご紹介していますので、参考にしながらガス料金を比較しましょう!
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