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プロパンガス・電気セットのメリット・デメリットとは

ガス電気 セットイメージ

ガスと電気をセットというと、漠然とお得そうなイメージがありますよね。でも実際にセット契約している人は思ったより多くありません。セットにしたらどこがお得になるか調べてもいまいち判りづらい…という方も多いようです。

そこでセット契約のメリット・デメリットをまとめました。今までどおり別々に契約するのがいいか、セット契約にした方がいいのか、お悩み解決のためにご参考くださいませ。

プロパンガスと電気のセット契約でお得になりやすい人は?

ガス電気セットを相談するご家族 イメージ

セット契約の場合、プロパンガスではなく電気料金が割り引かれるケースが多数。ですので、電気料金を安くできる世帯=セット契約でお得になりやすいと言えます。

電気料金がお得になりやすい人はずばり、毎月の電気代が高い世帯(=電気を多く使う世帯)で、かつ自由化前の電力会社から乗り換えをしていない人。市場連動型の料金プランを利用中でない限り、新電力から新電力に乗り換えても大きくお得にならないケースがほとんどです。

関東エリアであれば、電力自由化後もそのまま東京電力を利用している4人家族などがお得になりやすい世帯に当たります。逆に新電力で契約中の一人暮らし世帯などでは、逆に電気代が高くなる可能性も。

利用状況に合わせてガスと電気のセット契約を検討する必要があります。

セットにするメリット

ガス電気セットのデメリット イメージ

では実際にガスと電気をセットにすると、どのようなメリットがあるのでしょうか?

連絡先が一社にまとまる

引っ越しでのガスと電気の利用開始時などは、ガスと電気を同じ会社にまとめることで連絡先もまとまります。ちょっとしたことですが、手間が省けるのは嬉しいですね。

セット割引をうけられる

セットにする最大のメリットはガス代・電気代の割引ですよね。毎月一定の金額を電気代または電気・ガス代の合計から割り引く会社もあれば、ガス代が最大10%OFFになる会社もあります。

割引額が会社によって異なるのは当然ですが、セットにする場合としない場合でプロパンガスの基本料金・従量単価が異なることもあるので、契約前にどうするのがお得かしっかり比較・検討しましょう。

セットにするデメリット

ガス電気セットのメリット イメージ

実はセットにするデメリットもあります。2022年~2023年の間で新電力の不安定さも目立ちましたよね。

ガス・電気のセットを検討する場合は、セットにすることで起こりえるリスクをしっかり把握し、契約後にトラブルが起こらないように注意する必要があります。

セット契約の方が高くなることも

本末転倒な話ですが、セット割引でお得になる金額よりも、プロパンガスを最安値にすることでお得になる金額の方が大きいケースも。セットにするべきか、ガスと電力を別々に最安値で契約するべきか、光熱費に占めるガス・電気の割合も考えて検討しましょう。

選べる料金プランが限られる

プロパンガスは自由料金のため、セット契約の場合にプロパンガスの基本料金・従量単価が割高になるケースもあります。セット契約をしたい場合でも、ガスと電気を個別に契約した場合の金額も確認しておくと良いでしょう。

違約金(解約金)が発生する可能性

契約内容によっては解約時に違約金が発生する可能性があります。転勤など転居の可能性があるようなら、解約の規定や費用についても確認が必要です。

電気の違約金は1000円~2000円程度、契約期間は1年~2年程度が一般的のようですが、契約中または契約検討中の会社の契約内容がどうなるのかは必ず確認しましょう。

セット契約ができる会社でも、電気だけの契約はできない会社がある

プロパンガスと電気をセットで契約した後、ガスだけ別の会社にする場合、無条件で電気も解約されてしまう会社もあります。

プロパンガスは不当値上げも多いので、セットの縛り契約によってプロパンガス会社を変えづらくなることは避けたいところ。こちらも契約前に契約内容をしっかり確認する必要があります。

セット契約にしなくても、光熱費をお得にできる

家族で削減額を確認 イメージ

ガスと電気のセットはデメリットも多いし、光熱費を安くするのは難しいのかな…と感じたあなた、諦める必要はありません。プロパンガス会社を乗り換えるだけで、ガス代は平均30%ほどお安くできます。

一方で乗り換えによる電気代の削減額は3%前後が目安。リスクを踏まえてセット契約をしなくても、プロパンガス料金だけを見直すだけで充分光熱費は削減できます。

まずは、ガス料金が適正か診断しよう

セットにする・しないに関わらず、まずは今のプロパンガス料金の設定がどうなっているか確認しましょう。検針票に記載されている「請求金額」と「ガス使用量(㎥)」が判れば、WEB上で簡単に無料診断ができます。

多くのガス会社では電気も扱っていますので、ガス料金を一番お得にできる会社を選んで、そこの電気に申し込むというのも一つの手です。

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プロパンガスのセット契約・料金で悩んだらプロに相談

プロパンガスの適正料金をユーザー自身が調べることは難しいですよね。プロパンガスのお悩みがあれば、まずはプロに相談するのが一番です。

ガス屋の窓口は業界随一のガス会社変更実績!経験豊富な専属スタッフが、お客様のお悩み相談をお受けしております。どうするべきか決めかねている、セットにした方がいいかよくわからない、といったお悩みにも無料でお応えしております。

またご希望の方には、プロパンガス会社の変更でいくらお得になるのかもご提案させていただいておりますので、お気軽にご相談ください。

      監修者:
プロパンガス事業 統括本部長
斎藤 行雄
新卒で大手プロパンガス会社へ入社。液化石油ガス設備士などの資格を取得し、充填・配送・設備工事・営業を一通り行う。その後、プロパンガス自由化に伴い独立し、業界初のWEB状でのプロパンガス会社変更サービスを立ち上げ。
2014年に法人化しガス屋の窓口を展開。プロパンガスに約30年携わった知識とノウハウを活かして、催事やガス会社向けのセミナーなどを手掛け、現在は複数のガス会社の顧問も務めている。
執筆者 神八 徹
プロパンガスのマーケティング・セールスに10年以上携わった経験を活かして、ガス屋の窓口の記事ライティングを担当。マーケット調査や執筆・編集を行っている。
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