プロパンガスボンベとは?サイズや設置基準、充填・処分方法等を解説

プロパンガスボンベの写真

プロパンガスボンベは鉄製が主流の容器で、ご家庭や工場、キャンピングカーなど様々なシチュエーションで利用されています。

サイズも2kg程度のものから2tを超えるものまで多岐にわたりますが、一般家庭では20kg・50kgのボンベが主流。屋台やキッチンカーなどで利用する場合は2~8kgのボンベを購入・レンタルして都度充填してもらう方法もあります。

プロパンガスボンベのサイズや設置基準、処分方法など、安全にプロパンガスボンベを取り扱うための内容をまとめてご紹介します。

プロパンガスのガスボンベとは

ミニチュアのプロパンガスボンベの写真

プロパンガスボンベ(容器)は、プロパンガスを充填して配送・供給するための容器で、一般家庭用は鉄製が主流です。家庭用のプロパンガスボンベはシリンダー・瓶などとも呼ばれ、主に20kgボンベ・50kgボンベが私用されています。

集合住宅や工場用にはバルクタンクという数百kg~数tという巨大な容器もあり、その場合はバルクローリーというプロパンガスを積んだ車でガスを運び入れます。

いずれも高張力鋼板を使用した耐久性に優れた容器で、設置部分や接続部分の保護部品や滑り防止の塗装など備えており、強い衝撃にも耐えることができる高い安全性を持っています。

安全のため定期検査義務

製造から20年未満 製造から20年以上
10kg以下のボンベ 6年に1回 2年に1回
20kg以上のボンベ 5年に1回 2年に1回

※上記は1989年(平成元年)4月1日以降製造のボンベの検査回数であり、それ以前の容器は検査基準が異なります。

プロパンガスボンベには充填期限が記載されており、その期限に合わせて定期的な検査が義務付けられています。

「製造経過年数」と「容量」によって検査が必要となる期間は異なり、古い容器の方が細かく点検しなければなりません。

ガスボンベサイズ一覧表

高さ 外径 充填できるガスの量
2kg 30.1cm 22.0cm 約1㎥
5kg 43.3cm 25.5cm 約2.5㎥
8kg 50.0cm 29.0cm 約4㎥
10kg 54.1cm 30.8cm 約5㎥
20kg 83.4cm 31.5cm 約10㎥
30kg 116.7cm 32.0cm 約15㎥
50kg 141.3cm 36.6cm 約25㎥

ご家庭では20kgと50㎏のガスボンベが多く使用されています。ガス会社が使用量や設置場所に合わせて、どのサイズのガスボンベを何本設置するかを決めてくれます。

一般消費者が普段気にすることは少ないと思いますが、屋台やキャンピングカーで使用する小型容器もあります。配送効率も考えると50kgボンベを複数本設置することが多いようです。

プロパンガスボンベのサイズ比較図

プロパンガスボンベのサイズ比較図

プロパンガスボンベは大きい50㎏ボンベで肩~胸元くらい、小さい2kgボンベだとひざ下くらいの大きさです。

プロパンガスボンベの充填サイクル

プロパンガスボンベの充填の流れ

ご家庭で利用されている20kg・50㎏のプロパンガスボンベは、ガス会社が家まで配送・設置してくれます。

その際に使用したボンベを回収し、充填所に持ち帰って再度そのボンベにガスを充填。その後また各家庭に配送されます。

もしプロパンガスボンベに傷や損傷があれば検査ではじかれ、ご家庭には安全なガスボンベだけが配送される仕組みとなっています。

ガスボンベ一本でどのぐらい利用できるの?

例えば、4人家族でキッチン・お風呂をガスで利用しているとしたら、50kgボンベ一本で約一ヶ月半ほど使用することができます。

キッチン(ガスコンロ)のみであれば20kgボンベ一本で約二ヶ月半ほど、キッチン+瞬間湯沸かし器を利用であれば20kgボンベ一本で約一ヶ月半ほど使用できます。

目安は上記のとおりですが、実際に供給する際は使用量データから使用量を予測し、ガスが切れることのないよう配送が行われます。

ガスの残量を確認する方法は?

プロパンガスボンベにあとどれくらいガスが入っているかは、デジタルボンベ計量器などの機器を用意すれば確認できますが、一般家庭にはまずない機器です。

充填・質量販売等でプロパンガスを利用している場合は、使用時間から逆算するか、充填でガスボンベを持ち込む際などにガス会社へ確認してもらいましょう。

ガスボンベ内のガス残量を確認するために、ボンベを振ったり横に倒したりすることは危険ですので止めましょう。

プロパンガスボンベの設置方法

プロパンガスボンベの設置に使う台座や高圧ホース

ご家庭でプロパンガスの供給を受ける場合、ガスボンベを高圧ホース・圧力調整器でガスメーターに接続します。

実は設置する際のボンベの設置場所・設置方法にも基準が定められています。詳細は都道府県によっても異なる場合がありますので、問題なく設置できるかはガス会社にしっかり確認しましょう。

プロパンガスボンベの設置基準

  • 風通しの良い屋外へ設置
  • 直射日光を避ける(温度上昇防止)
  • 火気が2m以内にない
  • 転落・転倒防止
  • バルブ等の破損防止
  • 腐食防止

40℃以上の高温にならず、損傷・劣化せず安全にプロパンガスボンベを使用できる場所に設置しなければなりません。

積雪の多い地域では落雪への対策を行うなど、利用環境に合わせてガス会社と相談しながらプロパンガスボンベの設置場所を決めましょう。

ガスボンベのレンタル・充填をしてほしい時は

プロパンガスボンベの充填所

イベントや出店等で使うプロパンガスボンベのレンタル・充填のみを行いたい、というお客様も多いものの、対応しているガス会社は一部のみです。もしガスボンベのレンタルや充填のみをご希望の場合は、お近くのガス販売店に問い合わせて対応してもらえるか聞いてみましょう。

大手ガス会社よりは、個人商店のような地場のガス会社の方が対応してくれる可能性が高いようです。レンタルの場合であれば、利用したい地域名+プロパンガスボンベ+レンタル、等で検索すると該当する会社が出る場合があります。

プロパンガスの質量販売とは

プロパンガスの充填販売は、キロ売り・充填販売などとも呼ばれる、充填するガスの分の費用を都度支払う販売方式です。ちなみに1Kgは約0.5㎥です。

通常はプロパンガスボンベを持ち込んで充填してもらうか、配送料を別途支払ってガス会社に充填してもらう形が多く、メーターを設置してガス供給を受けるよりも割高な料金設定になっています。

質量販売を行わないガス会社も多いので、プロパンガスボンベを購入して充填してもらおうとお考えの場合は、事前に近くのガス会社へ問い合わせて充填対応をしてもらえるか確認しましょう。

所有しているプロパンガスボンベの処分方法

プロパンガスボンベは基本的に個人での処分は禁止されていますので、ボンベに記載のあるガス会社に連絡して回収してもらう必要があります。

もし風化・劣化によってボンベのガス会社名が読み取れない場合は、都道府県のLPガス協会や近隣のガス会社に問い合わせて、改修してもらえるか確認しましょう。

カセットコンロ用のカセットガスボンベは、お住まいの自治体の処分方法に従って処分しましょう。

引っ越しする際のプロパンガスボンベの注意点

プロパンガスボンベを運ぶボンベ配送車

メーターを設置してガス供給を受けている場合は閉栓手続きをすれば注意するポイントはありませんが、充填販売・レンタルでプロパンガスを利用している場合は、引越し先にプロパンガスボンベを持って行って引き続き利用できるか確認する必要があります。

ボンベの処分はもちろん、充填も基本的にはボンベに記載されている会社が行いますが、ガス会社がガスを供給できる範囲は法律で定められていますので、遠方に引っ越す場合はガス会社が充填等を行えない場合も。引っ越しの際は必ず事前にガス会社に対応を相談しましょう

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プロパンガスボンベのまとめ

プロパンガスボンベは安全に利用できるように製造・設置されています。

また、誰でもボンベ購入できますが、どこでも充填してもらえるわけではありませんので注意が必要です。

一般家庭でガス供給を受ける場合は、50kgボンベには25㎥のガスが入っていると思っていれば、お正月の規制などで急にガスを多量に使用する時もガス切れにならないように配慮できます。

普段考えることの少ないプロパンガスボンベですが、ふと気になった時に確認してみると面白いですね。

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