「エコジョーズはやめとけ」の理由とは?後悔しないポイントを紹介

エコジョーズにしたことを後悔している男性

自然とガス使用量を削減できるエコジョーズ。お得な商品なはずなのに、導入した人から「エコジョーズはやめた方がいい」「あんまり意味がない」といった声もありますが、なぜでしょうか?

実はガスの使い方によっては、エコジョーズを使ってもお得にできないご家庭もあるんです。

どういったご家庭がエコジョーズに向いているのか、導入検討の際はどこをチェックした方が良いのかをご紹介しますので、エコジョーズを導入するかしないかの参考にしてみてください!

「エコジョーズはやめとけ」と言われる理由

なぜエコジョーズをやめた方がいいと言われるのでしょうか。当社のお客様からも聞く、代表的な理由を3つご紹介します。

ガス代が思ったよりも節約できなかった

エコジョーズは従来型の給湯器よりも本体価格が数万円高いものの、ガス使用量を減らすことができるため節約につながる商品です。

一般的には「ガス使用量が多いと節約効果が高い」と言われますが、そこに落とし穴が。エコジョーズはお湯を沸かす際に使用するガスを節約するものなので、ガスコンロ・乾燥機・ストーブ・ヒーターで使うガスは節約できません。

ですので、お風呂のお湯でのガス使用量が少ないご家庭ですと、ガス代はあまり変わらず節約にもつながりにくくなります。

またエコジョーズに内蔵されている「中和器」は寿命が10年で、交換すると1~4万円かかるのもネックです。

取り付けに排水工事が必要

エコジョーズは本体から出る細い管から排出されるドレン排水を処理しなければなりません。

雨どいや雨水枡、側溝に流すのが一般的ですが、エコジョーズの見積もりに工事費が入っていなかった!なんてことも。想定外に何万円も費用が掛かると、節約効果の試算も狂ってしまいます。

また、既存の給湯器設置場所の近くに排水場所が無いと、排水を垂れ流しにする形となり周辺のカビ・コケの原因になり、隣家に影響が出ることも考えられます。

臭いが出る

排水工事にも関係してくるのですが、排水を汚水マスへ流す形にした場合、トラップの状態や雨水の影響で、特に夏場はいわゆる「下水くさい」臭いが上がってきてしまうことがあります。

給湯器の設置位置によってはドレン排水を汚水マスに流すしかないこともありますので、事前にチェックしたいポイントです。

エコジョーズが節約できるしくみ

エコジョーズが排熱を利用する仕組みの解説図

従来型の給湯器はバーナーで設定温度までお湯を沸かし供給します。エコジョーズもバーナーでお湯を沸かしますが、バーナーで沸かした際に出る排出熱も再利用して水を温めることで、同じ火力でも効率的にお湯を沸かすことが可能。

結果としてエコジョーズはガス使用量を10~15%削減し、ガス代も節約することができます。もちろん環境にも優しくなります。

エコジョーズを導入するメリット

エコジョーズを導入するメリット

  • ガス使用量を削減
  • CO2削減で環境に良い
  • お湯切れが無い

エコジョーズ導入の最大のメリットは、ガス使用量を削減できること。ガス代も安くなって家計にやさしく、CO2削減によって環境にも優しい商品です。

また、節約型の給湯設備としてはエコキュートもありますが、エコキュートは貯湯式という沸かしたお湯を貯めておく仕組みなので、湯切れが起こる可能性があります。

エコジョーズは使用する時にお湯を沸かすため、お湯切れの心配をせずに利用できる点もメリットの一つではないでしょうか。

エコジョーズを導入するデメリット

エコジョーズを導入するデメリット

  • 排水工事が必要
  • 中和器の寿命が10年
  • 臭いによるトラブルの可能性
  • ガス代が思ったよりも下がらない場合も

エコジョーズのデメリットのほとんどは、やめとけと言われる理由と同じですが、いずれも事前にわかっていれば確認できるものとなっています。

工事も中和器の交換も費用が掛かる為、全てを見込んだ費用を基にどのくらい節約になるか検討しましょう。

エコジョーズが向いてるご家庭

エコジョーズが向いている!とOKを出す、ガス窓応援キャプテンの鬼頭さん

エコジョーズは理解して導入すれば、しっかりガス代を削減できます。エコジョーズの導入が向いているご家庭は下記のとおりですのでご参考ください。

お湯をたくさん利用する

エコジョーズはお湯をたくさん利用しているご家庭ほどお得になります。

たとえば4人家族で毎日お風呂を沸かして追い焚きもするよ、というご家庭はお湯でのガス使用量がかなり多いはずなので節約効果が期待できます。

排水場所を選ぶことができる

工事費を抑えるためにも、ドレン排水を雨水系統へ簡単に排水できる方がベター。下水桝への排水は下水の臭いがあがってきて、室内や近隣のご家庭まで広がってしまうことも…。

現在、従来型の給湯器を利用していてエコジョーズを利用する場合などは留意しましょう。

ガス床暖房を利用している

ガス温水式の床暖房を利用している場合も、エコジョーズによる高い節約効果が期待できます。

お風呂や洗面でのお湯利用よりも、床暖房の方が格段にガス使用量が多いので、ガス代の節約も期待できますね。

導入を検討してるならここをチェック!

検討している男性

実際にエコジョーズにしようと検討している方へ、繰り返しになりますがチェックポイントをまとめました。

今のガス使用量でどのぐらい節約できるか

シャワーやお風呂で毎月15㎥利用している場合、平均的には毎月800円ほど節約できる計算に。エコジョーズが従来型給湯器より5万円高かったとしたら、約5年で元が取れる計算です。

1~2人暮らしなど冬場でも10㎥もガスを使わないな、というご家庭だとエコジョーズの節約効果を実感しづらいかもしれません。

導入費用の総額はいくらか

本体価格や設置・排水工事、撤去費用など、エコジョーズの導入にかかる費用の総額を必ず確認しましょう。見積書を見てもわからない場合は電話などで念のための確認を行いたいところです。

格安系のネットショップで排水工事は行わない、といったケースもあるようなので注意しましょう。また、導入費用を抑えるほどエコジョーズの節約価値が上がるので、相見積もりを取るなどして価格を比較するのもいいですね。

10年後に中和器の交換を見込む

エコジョーズの中にある中和器の寿命は10年ですが、交換するのに1万円~4万程がかかります。

この費用を考えずに「長い期間使えば元が取れるか」と考えていると、思ったより安く感じられない結果になりそうです。

自社工事のガス会社に依頼する

プロパンガスはガス会社を乗り換えてガス代を安くすることが一般的ですが、ガス会社乗り換えのタイミングでエコジョーズを購入するとかなりお得に!

その際、自社でガス工事を行える会社に依頼できるとさらにお得に購入できます。

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エコジョーズを買うか悩む…。そんな時は「ガス会社変更」も考えよう

エコジョーズは決して安くありませんから、メリット・デメリットや考えるポイントがわかっても、導入するか悩んでしまいますよね。

とはいえ、ガス代は毎月掛かっています。そこで、ガス代を安くするためにエコジョーズを検討しているという方は、まずガス会社を乗り換えて安い料金プランにするだけでも、グッとガス代を安くすることができます!

平均で20~30%ほどのガス代が削減できますので、まずは無料の料金シミュレーションを試してみてはいかがでしょうか?

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