知らないと損!プロパンガスはいつから自由化している?都市ガス自由化と異なる点は?

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プロパンガスと都市ガスは「自由化」されており、どのガス会社も自由に選択できます。「自由化」という言葉は聞いたことがあるけれども、詳しく中身を知らないという方も多いのではないでしょうか?今回は、プロパンガスと都市ガスの自由化の中身とその違いについてご紹介します。

プロパンガスは自由化している?

プロパンガスは、はるか昔から自由化されており、ガス会社が料金設定から値下げや値上げに至るまで、自由に設定することが可能です。

そのため、既に自由化されているプロパンガスの料金は、各ガス会社やご家庭ごとによって異なります。ちなみに、同じ会社であっても、ご家庭ごとに違った料金になっていることもあります。

また水道や電気のように、地域毎に指定された会社から供給といった縛りが無い為、行政へ販売事業登録を行えば、誰でもプロパンガスを販売することが可能です。

ガス会社の選択権は利用者にあります

ガス会社を選択する権利は、基本的に消費者側にあるため、ガス料金が高ければ現在契約しているガス会社を変更して値下げすることが可能です。

しかしアパートやマンションなどの賃貸物件については、入居者様の一存ではプロパンガス会社を変更することができないので注意が必要です。

詳しくは後述の「賃貸物件(アパート・マンション)の場合、自由化されていてもガス会社を変更できないケースがある?」の項目で解説しています。

プロパンガスと都市ガスの自由化の違いは?

プロパンガスと都市ガスの自由化の違い イメージ

都市ガス プロパンガス
自由化した時期 2017年4月 1997年4月
供給範囲 都市部など限定的 全国どこでも
供給事業者数 203 約17,600
価格について 原則規制撤廃となったが、自由化以前の料金からの変動幅が小さく、ガス会社ごとの価格差も小さい 自由化前から自由料金制。
ガス会社による違いが非常に大きい

都市ガス自由化について

都市ガスが自由化される前は、一般ガス事業者と呼ばれる東京ガスや大阪ガス、東邦ガスのように国の認可を受けたガス事業者が都市ガスを供給していましたが、2017年に自由化され、消費者の意思によって自由にガス会社を選択できるようになりました。

しかし、都市ガスの場合は、消費者が自由にガス会社を選択したいと思っても選択できない地域もあり、自由化の恩恵にばらつきがあります。

例えば、都市ガス供給エリアに新規参入のガス会社が存在しない場合は、選択肢がないため、現行のガス会社と引き続き契約するしかありません。

その他、都市ガスの供給区域が国土の6%強という背景から、設備が不十分な都市部以外では、供給地域が限られ、都市ガス自体の選択ができないこともあります。

また、ガス料金面でも競争が起こっているものの、これまでも規制料金(公共料金)であったためガス会社ごとの料金差が小さいと言えます。

プロパンガスの自由化について

プロパンガスは、都市ガスよりも自由料金制の歴史が長いです。そのため各ガス会社やご家庭ごとにも料金が大きく異なります。また都市ガスに比べ、事業者数が多く選択の幅が広いため、自由化の恩恵を受けやすいともいえます。

しかし一方で、小売価格の不透明性や取引方法に対する問題点を指摘されることもあります。こうした指摘を受け業界としては改善に取り組んでおり、「取引適正化ガイドライン」遵守の徹底などが求められています。

「取引適正化ガイドライン」では、標準的な料金メニュー等の公表や料金の値上げや値下げの通知とその理由の公表などが示され、選ばれるエネルギーへと整備が進められています。

平均価格と適正価格

プロパンガス料金の妥当性を知るものさしとして、平均価格(相場価格)と適正価格が挙げられるでしょう。平均価格とは、ガス会社に対して行った価格調査の結果を都道府県別に平均化したもので、主に「一般財団法人・石油情報センター」が公表しています。

対して適正価格とは、ガス会社が問題なく経営できる妥当と言える料金を指します。

プロパンガスは一般的には平均価格が高く、適正価格との間で大幅な価格差が生じています。これまで高いガス料金を支払っていた場合は、適正価格のガス会社に変更することで大幅な節約に繋がる可能性もあります。

賃貸物件(アパート・マンション)の場合、自由化されていてもガス会社を変更できないケースがある?

入居者様とガス会社の立場について

賃貸物件の場合は入居者様ではなく、物件オーナー様・大家様にガス会社変更の権限があります。そのため、自由化されているとは言え、入居者様独自の判断で簡単にガス会社変更をすることができません。

そのためガス会社を変更したいと思った場合は、まずは物件オーナー様・大家様に相談して了解を得ることが絶対条件です。

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プロパンガスは昔から自由化されています。ガス会社を変更して、月々の料金をお安くしませんか?

プロパンガスの料金は、ガス会社が自由に料金を設定できる自由料金制のため、ガス会社や地域によって大きく異なります。平均価格(相場)より料金が高い場合は、値下げ交渉してみることも一つの手段。しかし最も効果的な値下げの手段はガス会社自体を変更することです。

基本的に消費者はガス会社変更の権利をもっていますが、賃貸住宅においては契約上の関係から物件オーナー様・大家様の許可が必要です。賃貸住宅でのガス会社変更におけるハードルは高いと言えますが、変更に向けたプロセスを一つ一つ踏んでいくことで実現することができるでしょう。

もし適正価格のガス会社へ変更したいと思ったら、気軽に「ガス屋の窓口」へご相談ください。独自基準により選定した優良ガス会社をご提案いたします。

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