従量単価とは?輸入価格から従量単価が決まるまでを解説
従量単価とはガス1㎥あたりの価格のことで、従量料金を計算する際に必要な単価です。毎月のガス代の大半は従量料金ですので、従量単価の高い・安いはガス代に大きく影響してきます。
でもその従量単価がどう決められているか知っていますか?従量単価が変動する要因や相場価格を知っていれば、ガス会社から値上げの通知が来た時にも、それが適正か判断しやすくなります。
ガス料金が高いなぁ……と感じている方は、ガス会社を乗り換えたり頑張って節約する前に、従量単価のことをよく理解するのも良いのではないでしょうか。
プロパンガスの従量単価とは?
プロパンガスの従量単価とは、ガスを1㎥使用した際にかかる料金のことです。従量単価とガス使用量を掛けたものが従量料金となります。
自由料金のプロパンガスは、従量単価はガス会社が自由に決めることができます。そのため、ガス会社ごとの金額が異なることはもちろん、同じガス会社を利用しているお隣さん同士でも従量単価が大きく異なる可能性があります。
従量単価が安い場合は200円台、高い場合は1000円を超えることもある為、適正な従量単価のガス会社を選んで契約する必要があるんです。
従量単価の決まり方
ガス料金を説明する時によく「CP価格(原油価格)」と「為替」が引き合いに出されますが、それがどう単価に関係するかわかりづらいですよね。
そこでCP価格から従量単価を算定する流れを、カンタンに下図としてまとめたのでご参考ください。
最後の流通費用の部分に、供給するガス会社の利益も含まれてきます。ガス会社の利益が大きすぎると割高な従量単価となり、少なすぎると安定供給が難しくなるので、適正な従量単価で供給してくれるガス会社を選ぶことが重要なのです。
地域別の基本料金一覧
地域 | 平均単価 | 適正単価 |
---|---|---|
北海道 | 809円 | 460円~ |
東北地方 | 717円 | 400円~ |
関東地方 | 602円 | 280円~ |
中部地方 | 642円 | 330円~ |
近畿地方 | 610円 | 450円~ |
中国地方 | 675円 | 380円~ |
四国地方 | 616円 | 380円~ |
九州地方 | 635円 | 400円~ |
※基本料金は税別表記となります。
出典:エネ研・石油情報センター「2023年12月公表 一般小売価格 LPガス確報」
エリアごとの平均従量単価と適正従量単価は上記のとおりです。
一部のガス会社は「うちは平均的な料金だから大丈夫」という説明をしているようですが、平均単価は適正単価よりもかなり割高になっています。従量単価が平均に近いようであれば、優良なガス会社へ変更することでガス代が大幅に削減できます。
関東をはじめとして、ガス会社変更が盛んな地域の方が従量単価は安い傾向にあります。
ガス料金の値上げは主に「従量単価」へ行われる
ガス会社はガス料金を自由に値上げできますが、主に値上げするのは従量単価。
その際に値上げ理由として「原油価格高騰」などを挙げますが、実は他のガス会社は値上げしていない不透明な値上げなことも多いんです。しかも原油価格が下落しても値下げはほとんどされません。
しかもその不透明な値上げによって、お隣同士で同じガス会社を利用していても、従量単価に倍以上の差があることも。自宅のガスの従量単価なんてしばらく確認してないなぁ…、という方は現在の従量単価が適正か確認してみましょう。
適正な従量単価を理解して、ガス代を安く抑えよう!
家族が多いと、頑張って節約してガス使用量を減らすにも限度がありますよね。そんな時も、適正な従量単価のガス会社を利用していれば、ガス代を最低限に抑えることができます。
また、従量単価が「今」安いだけでなく、「継続して」安く利用できること、つまり料金保証も重要です。従量単価が安くて信頼できるガス会社を確認したい方は、当社の専門スタッフへお問い合わせください。
適正な従量単価かつ信頼できるガス会社をしっかり選んで、お得なプロパンガスライフを送りましょう!