プロパンガス・LPガスとは|プロパンガス・LPガスの「ガス屋の窓口」

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プロパンガス・LPガスとは

プロパンガス・LPガス イメージ

ご家庭などで使われているプロパンガスはLPガス(LPG)とも呼ばれていますが、一般にプロパンガス・LPガスと呼ばれているガスは全く同じガスです。

LPガス(LPG)は「Liquefied Petroleum Gas(液化石油ガス)」の総称で、高圧ガス保安法液化石油ガス保安規則ではプロパン・プロピレン等またはブタン等を混合したものを主成分とするものを「液化石油ガス」と定義していますが、家庭用・業務用で使われているLPガスの主成分はプロパンが主体となる為、一般にはプロパンガスと呼ばれることが多いようです。

家庭用のガスとしてプロパンガス・LPガスを利用する世帯は減っていっているとお思いの方も多いですが、ガスを利用している世帯の約半数がプロパンガスを利用しています。

また、プロパンガス・LPガスはガスボンベを各ご家庭に配送してガスを供給するスタイルが主体ですので、プロパンガス・LPガスを利用している世帯の多さに比例しするようにガス会社も非常に多く、全国で2万社弱のガス会社があります。

プロパンガス・LPガスは用途も多様で給湯はもちろん、暖房や自動車の燃料、携帯コンロ、屋台や道路工事の燃料などにも使われています。

ちなみに、ガスライターの中に入っている液体もLPガス(LPG)の一種ですが、家庭用のガスとは異なりブタンを主成分とするLPガス(LPG)となっています。

プロパンガスの性質や特徴

プロパンガスはいくつかのわかりやすい特徴があります。LPガス(LPG)の名のとおり、「液化が容易である」ことも特徴の一つです。常温・常圧では気体ですが、常温のままでも低い圧力(1MPa以下)を掛けることで液化させることができます。

また、プロパンを燃焼させるためには大量の空気が必要ですが、プロパンが空気と混ざり空気中のプロパンの濃度が2.1~9.5%の範囲になると燃えたり爆発するため、少量のガス漏れでも爆発の危険性がありますので、ガス会社も保安点検には力を入れています。

ご家庭でプロパンガスを使用する場合は、ガス警報器を設置するなど微量のガス漏れも検知できるようにするなど、万が一の事故につながらないよう十分注意しましょう。

その他の安全面に関連するプロパンガスの特徴として「空気よりも重い」という点も忘れてはいけません。万が一ご家庭などでプロパンガスが漏れた場合、プロパンガスは床面など低い場所に溜まっていきますので、底部の換気を行わなければなりません。

火災訓練などで頭を低くして避難するイメージをお持ちの方も多いと思いますが、プロパンガスのガス漏れに関しては、頭を低くするとガスを吸い込んでしまう危険性があるので注意が必要です。

また、プロパンガスは本来無色無臭ですが、ガス漏れに気づきやすいように腐った玉ねぎのような臭いが「着臭」されています。空気中にプロパンが0.1%混入しただけでも臭いでわかるよう、高圧ガス保安法でも着臭することが定められています。

そして、意外に思われる方もいるかもしれませんがプロパンガスは「クリーン&安全」なエネルギーです。安全性は都市ガスと同程度となっており、ガス燃焼時のCO2排出係数はガソリンや灯油などと比較して約10%少ないく、生産・輸送段階も含めた場合のCO2排出係数は都市ガスと同程度となっています。

最後になりますが、プロパンガスの熱量・自由度・安全性の高さについて、詳しくご紹介します。

熱量(カロリー)が高い

お風呂一杯分のお湯(170リットル)を沸かすのに必要なガスの量

プロパンガスの何が高いかというと、まず第一に熱量(カロリー)が高いことが挙げられます。プロパン1m3を燃やすと24,000kcal(99MJ)の熱量が生まれますが、それに対して都市ガスは1m3あたり約11,000kcal。つまり熱量(カロリー)はプロパンガスの方が約2.18倍も高くなっています。

具体的に例えると、お風呂のお湯を沸かす際にプロパンガスが1m3必要だった場合、都市ガスでは約2.18m3(立方メートル)が必要となります。

この熱量の高さの違いから、1m3(立方メートル)あたりの料金を比較するためには、同じ熱量に換算する必要がでてきます。

プロパンガスの適正料金は1m3あたり280円、都市ガスの料金は1m3あたり125.95円※1となっており、一見プロパンガスの方が1m3あたりの料金が高いように見えます。

しかし同じ量のお湯を使う場合、都市ガスの方が約2.18倍のガスを使用しますので、プロパンガスと同基準で考えると、都市ガスの料金は1m3あたりの約275円となり、プロパンガスの適正料金と同水準であることがわかります。

※1:2016年8月検針分の東京ガス一般契約料金A表を参照

自由度が高い

公共料金(認可料金制)と自由料金制の項目比較

プロパンガスは、お客様が自由にガス会社を選ぶことができます。

その理由はプロパンガスが、電気・水道など国が一律の規定を定めているものではなく、プロパンガス会社が独自に料金設定を行える「自由料金制」となっているためです。

自由料金制により、ガス会社によってプロパンガスの料金設定は異なりますので、料金やサービスの良いガス会社を選ぶ必要があります。

どの会社を選ぶのかも自由、ガス会社が料金設定を決めるのも自由。だからこそ、高い料金設定を行っているガス会社ではなく、適正なお安いガス料金で安心・安全にプロパンガスを供給しているガス会社をお選びください。

安全性が高い

平和な住居のイメージ

プロパンガスの安全性は非常に高く、現在は都市ガスと同水準の安全性となっています。

マイコンメーターをはじめとする安全器具の普及や保安の確保への企業努力などの成果が実り、プロパンガス事故の発生件数は減少傾向にあります。

利用世帯数が都市ガスよりプロパンガスの方が多いにもかかわらず、プロパンガスの事故件数は都市ガスよりも少ないことからも、プロパンガスの安全性が高い水準であることがわかります。

また、個々の住居への供給を独立して行っているプロパンガスは、地震などの際に火災等の二次災害を防止し復旧が早く行えます。

1995年に発生した阪神淡路大震災及び2004年に発生した新潟県中越地震、2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震では、プロパンガスは安全性の高さだけではなく、その復旧の早さと緊急対応時のエネルギーとして有用性を見事に実証しました。

供給のために長い埋設管を通じて供給される都市ガスに比べ、独立して供給されているLPガスは地震などの災害に極めて強く、阪神大震災や東北地方太平洋沖地震でも大部分が数日以内で復旧しました。

プロパンガスの供給方法

プロパンガスは一般的に、液化させたプロパンガスをガスボンベ(シリンダー)に充填して各ご家庭へと供給され、ガスボンベ内の圧力を一定に保つことで安全に使用できるようになっています。

ガスボンベからガスのメーターを通って家庭内の各ガス機器へとガスが供給されますが、ガスボンベの中は高い圧力となっているため、圧力調整器を取り付けてガス機器の使用に適した圧力へと調整してから、各ガス機器へとガスが供給されています。

また、ガスボンベの設置にも液化石油ガス法(液石法)によって定められた条件があります。内容積によって多少条件が異なりますが、「屋外に設置されている」「容器を置く位置から火気(エアコンの室外機や電気のメーターなども含む)までの距離が2メートルを超えている」などの条件を満たしていない場所には、ガスボンベを設置することができません。ガス会社は法令を遵守し、ガスボンベの設置や保安業務を行わなければいけません。

ガスボンベは2kg(内容積4.8L)~50kg(内容積118L)まで様々なサイズがあり、高張力鋼板を使用している他、火災時にはボンベが爆発しないようガスが噴出されるなど安全性に配慮した設計となっています。さらに、ガスボンベ自体にも耐用年数や点検が義務付けられています。

戸建住宅の場合はガスボンベを複数本設置し、片方が空になってももう片方のガスボンベからガスを供給することで、ガス切れを起こさないようになっています。

アパート・マンションや造成地区などではボンベ庫を作り、そこにガスボンベをまとめて設置して各世帯へガスを供給する「集中プロパン(集中配管)」という供給方法もあります。これにより供給管理が容易化され、ガス切れがさらに起こりにくく、ガス会社の配送コスト圧縮にもつながります。

供給世帯数が70以上となる場合は「簡易ガス」となり、認可を受ける必要があります。プロパンガスは自由料金ですので、集中プロパン・集中配管であってもガス料金はガス会社の言い値となりますが、簡易ガスの場合は原則として認可を受けた料金で供給しなければならないとされており、都市ガスに近い形態となっています。

尚、集中プロパン・集中配管でのプロパンガス供給を要するような大規模な物件では、バルク貯槽(バルクタンク)という大きな容器を使用する「バルク供給」という方式を採るケースもあります。

バルク供給の場合は、ガスボンベのように容器を交換することはありません。バルク供給では、バルクローリーという車に多量のプロパンガスを積んで現場へとガスを運び、設置されているバルク貯槽(バルクタンク)へとバルクローリーから直接プロパンガスを充填します。

海外から国内への流通経路や国内備蓄などについてはコチラでご説明しております。

プロパンガスと都市ガスの違い

プロパンガスと都市ガスは同じ家庭用ガスではあるものの、多くの違いがあります。

一番わかりやすい違いは「供給方法」で、プロパンガスは前述のとおりガスボンベによって世帯ごとに個別供給されますが、都市ガスは地下に埋設されたガス管・導管を通じて各家庭にガスが供給されます。

どちらの供給方法が優れているとは一概に言えませんが、災害時の復旧は個別供給であるプロパンガスの方が早いのも特徴です。

「ガスの主成分」も異なり、プロパンガスはその名のとおりプロパン(工業用などではブタン)が主成分となり、都市ガスはメタンを主成分としています。

そのため、ガス1m3を燃焼させた際に「発生する熱量」も大きく異なります。都市ガス(13A)を1m3燃焼させると11,000lcal(46MJ)の熱量が発生しますが、プロパンガスは前述のとおり、都市ガスの約2.2倍の熱量にあたる24,000kcal(99MJ)が発生します。プロパンガスの方が発生する熱量が大幅に高いのです。

また、前述のとおりプロパンガスは空気より重たいので下の方に溜まるのですが、都市ガスは空気より軽いため上の方に溜まります。それに合わせてガス警報器の設置位置も異なり、プロパンガス用のガス警報器は足元の方に、都市ガス用のガス警報器は天井側に設置されます。

成分が違うので当然かもしれませんが、使用するガス器具もそれぞれ専用の物を使用する必要があります。弊社へもよく「プロパンガスから都市ガスに変更したい」との問い合わせをいただきますが、全てのガス器具を買い替えた上に配管も引き直す必要があるので初期費用が高額となってしまうため、お安いプロパンガス会社へと乗り換えるお客様が多数いらっしゃいます。

最後になりましたが、プロパンガスと都市ガスの最大の違いは「料金」です。プロパンガスは自由料金で都市ガスは認可制という違いだけでなく、同じように生活した場合の「月間のガス代」が大きく異なり、プロパンガスよりも都市ガスの方がガス代が安く済みます。

ただし、初期費用・導入費用はプロパンガスの方が安く済みますので、そのあたりはお客様のご要望に合わせてご検討する必要があります。

プロパンガスと都市ガスの違いについては、こちらでより詳しく説明しております。

プロパンガスと都市ガスの見分け方

プロパンガスを利用する場合、都市ガスを利用する場合、どちらもそれ専用のガス器具を用意しなければなりません。商品を選ぶ際には必ず、プロパンガス用か都市ガス用(13Aなど)かを確認するようにしましょう。

そしてさらに、ガスコンロとガスの元栓を繋ぐゴム管・ガスホースも専用のものを用意する必要があるのですが、ゴム管・ガスホースの色でプロパンガス用か都市ガス用かを見分けることができます。

プロパンガス用のゴム管・ガスホースはオレンジ色で、購入したガスコンロにオレンジ色のものがついていれば、それはプロパンガス用ということになります。

都市ガス用のゴム管・ガスホースは、以前はブルーでしたが現在市販されているのはベージュのガスソフトコード(ニューソフトゴム管)となっています。

また、お住まいのガスがプロパンガスなのか都市ガスなのかわからない……、という場合はガスボンベの有無や、ガスメーターを確認することでも判別できます。「L.P.G」と書かれているガスメーターはプロパンガス、「12A」や「13A」と書かれているガスメーターは都市ガスとなります。

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