プロパンガスが高い!クレームの前にチェックすべきポイントは?
プロパンガスを利用していて、ガス代が高い!と困ったことがある方はたくさんいらっしゃると思います。ガス代は、ガス会社を変更することでグッとお安くすることができますが、物件や契約状況によってはなかなか難しいことも…。
もし、大家様やガス会社にどうにかしてほしいとクレームをしようかと悩んでいる方は、この記事でご紹介している「戸建て」と「マンション(賃貸)」でのガス代を安くする方法や交渉する前のポイントをご紹介していますので、参考にしてガス代を安くしちゃいましょう!
持ち家の戸建てなら自分でガス料金を安くすることができる!
クレームの元になる一番の原因はやはり「プロパンガス料金」ですが、入居してガス代の請求が来たけど高すぎる!と思っても、どうしたらいいかわからないですよね。プロパンガスは自由化・自由料金ですので、持ち家であれば自分でガス会社を選んで乗り換えることができます。
ガスが高い!お怒りの方は以下2つの方法でガス料金を安くしてみましょう。
①ガス会社を変更する
所有している戸建て物件でガスを契約しているのなら、自由にガス会社を変更することができます。
プロパンガスは自由料金制のため、今よりも安いガス会社を見つけて変更するだけで、月8000円も安くすることができた!なんて方もたくさんいらっしゃいます。
②現在契約しているガス会社へ交渉する
ガス会社を変更するのではなく、ガス会社へガス料金が高いから値下げをしてほしいと交渉することもできます。ただし、交渉したからと言って必ず安くなるわけではありませんし、交渉することでガス会社との関係が悪くなってしまうことも…。
また、その場では値下げしてくれたとしても、すぐに値上げをされてしまうこともありますので、値下げの交渉をする際は、これからは値上をしないといったことを約束してもらうなど、正しく交渉をする必要があります。
賃貸物件は大家様の許可を得ればガス会社を変更できる
賃貸物件の場合、その物件を所持しているのは大家様のため、ガス代を払うのは入居者様ですが、どのガス会社を利用するのかは、大家様が決めます。
ただし、許可を取ることができればガス会社を変更することができます。そのため、ガス代が高いと感じたら、大家様や管理会社にガス代がどうしても高く生活が苦しいので、ガス会社を変更することは可能かと相談するのが良いでしょう。
戸建ての賃貸物件はガス会社変更の許可が得やすい!
また、戸建て物件の賃貸住宅なら、1世帯だけの変更で簡単に変更ができるため、比較的大家様が前向きにガス会社を変更の許可をくれることが多いです。
大家様がガス会社と貸与契約を結んでいないか確認しよう!
ガス設備を取り付ける費用をガス会社が肩代わりしてくれる「貸与契約」を結んでいると、10~15年程度の契約の縛りが発生します。期間内でも解約可能ですが、残りの契約期間に合わせた違約金を解約時に支払わなければいけません。
違約金が発生する場合は、大家様に変更を断られる可能性が高いので、必ず確認をしましょう。
集合住宅だと許可が得られない可能性が高い
集合住宅、特に賃貸の集合住宅はガス会社を変更するのが難しくなってしまいます。
プロパンガスは、1つのマンションに対して1つのガス会社が全世帯にガスを供給しています。そのため、集合住宅でプロパンガス会社を変更する場合は、一部屋単位ではなく一棟全体でにガス会社を変更する必要があり許可が得づらいのです。
貸与契約を結んでいるため違約金が発生する
マンションの場合も、貸与契約を結んでいる場合があります。マンションではたくさんの給湯器や配管などを貸与契約しており、違約金が高額に鳴ってしまう場合があるため、大家様がガス会社の変更に乗り気ではないことが多くあるのです。
一棟全体でガス会社を変更するため調整に時間が必要
一棟全体でガス会社を変更するのですが、ガスが使えない世帯が出ないよう、必要な設備交換を全て同じ日に完了する必要があります。地域によっては全世帯から同意書を得る必要もあり、仕組み上ガス会社変更を進めづらい部分があると言えますね。
賃貸物件でクレームを出す前に確認するポイント
ここからは、大家様やガス会社と交渉する前に確認しておいた方が良いポイントを紹介します。
現在のガス料金が適正か確認する
まずは、今のガス料金が適正料金と比べてどのくらい高いのがを確認しましょう。自分は今いくらの料金単価で利用しているのか、適正料金はどのくらいなのかをしっかりとチェックした上で大家様やガス会社に交渉しましょう。
他の入居者にガス料金が高いか確認しよう
同じマンションに住んでいる住人にも、ガスが高くないか相談をしてみましょう。周りのご家庭も同じように高いガス代で悩んでいる可能性が高いはず。また、たくさんの世帯の方が高くて困ってることが大家様に伝わった方が、前向きに検討してもらえることもあります。
賃貸契約書にガス会社は指定かどうか確認する
賃貸契約書を確認して、ガス会社の指定などどういう契約条件になっているのか改めて確認しておきましょう。契約書の内容に基づく入居者様の権利はしっかりと伝え、ルールに基づいて交渉することも必要です。
大家様の負担をなるべく減らせるせるか
- 優良なガス会社を入居者から紹介できるようにする
- 違約金の支払いが発生しないようにする
大家様がガス会社変更を断る理由として、変更する際に大家様にかかる負担が大きいことも理由の1つになります。
たくさんあるガス会社の中から、今より安くなる優良なガス会社はどこなのか、違約金が発生する場合は、どうしたら良いかなどを、大家様に提案できる様にして、負担をなるべく減らせるようにしましょう。
貸与契約がまだ残っている場合はどうしたらいいの?
貸与契約の契約期間がまだ残っている場合は解約に違約金が掛かりますが、2024年3月の執筆現在であれば、新しいガス会社がその違約金を負担し、大家様に費用負担が出ないかたちでのガス会社変更が可能です。また、通常はガス会社との貸与契約書に契約期間・違約金の計算方法等が記載されているので、金額を確認して小額であれば大家様が精算することもあるでしょう。
ただし、2024年夏頃に実施される法改正によって、賃貸物件における貸与契約のルールが変わる為、今まで同じようなサービスは難しくなります。ガス会社によって対応が分かれている為、具体的にご相談されたい場合はまず当社窓口へとご連絡いただいて、詳細をお伺いできればと存じます。
ガス会社変更が難しい方はガスの使用量を削減してガス代を節約しよう!
どうしても大家様からの許可が降りなかったり、違約金が支払えなかったり、希望にあったガス会社が見つからなかったなどで変更ができずガス代を下げることができなかったら、ガスの使用量を抑えてガス代を節約しましょう!
以下の記事では、効果的なガスの節約術をご紹介していますので、ぜひ生活に取り入れてガス代を安くしましょう。
クレームの元となるガス料金を安くするなら、ガス会社変更がオススメ!
賃貸物件で契約するガス会社を探しているのなら、無料でご希望にあったガス会社を紹介してくれる「ガス会社紹介サービス」の会社を利用してみましょう。
大家様の説得がなかなかうまくいかない、といった場合は、弊社にご相談いただければ、専門スタッフが様々なご提案をさせていただきます。また、入居者様から大家様に弊社をご紹介していただき、大家様からご連絡を弊社にいただければ、こちらから大家様にガス会社変更のご提案をさせていただきます。まずは以下よりお気軽にご相談ください!