暖房器具の選び方を紹介!特徴・使い方に合う暖房で節約も

暖房利用シチュエーション イメージ

暖房器具は生活するうえで無くてはならない器具の1つですが、種類がたくさんありますし、値段もバラバラですのでどの暖房器具を利用するか悩んでしまいますよね。

中にはリフォームが必要な器具もありますので、これから新築を建てようとと思っている方は特に、どの部屋でどの暖房器具を導入したいのかをしっかりと決めてからどの器具を導入するのか決めた方が良いでしょう。

家庭で使われる暖房器具の種類

家庭によって様々な暖房器具が利用されています。もちろんどれを利用しても暖まることはできますが、それぞれ特徴が異なりますので、まずはどんな器具が家庭で利用されていてどんな特徴があるのかを確認しましょう。

エアコン

エアコン

エアコンは天井付近に取り付けるため、赤ちゃんやペットと住んでいるご家庭でも安心して利用することが可能です。取り付けを業者に依頼しなければいけませんが、暖房と冷房どちらの機能も搭載されているエアコンは、導入すれば一年中利用することができるため、導入費用はお高めですがコスパがよい暖房器具です。

除湿など様々な機能が搭載された種類がありますので、どのぐらいまでなら出せるかお財布と相談しながら利用したい機能が搭載されている種類を選ぶのが良いでしょう。

床暖房

床暖房利用イメージ

床下に温水マットや電気ヒーターなどを設置することで床を暖める暖房器具です。温風が出ないため乾燥の心配もありませんし、エアコンなどの様に掃除をする手間がありません。

電気ヒーター式と温水式の二種類ありますが、どちらも既存のお家に導入する場合はリフォームが必要です。そのため、初期費用が高額ですが、温水式に分類されるヒートポンプ型の床暖房はランニングコストが安いため、設備費用が高くても月々の光熱費を抑えたい方にはオススメです。

浴室暖房乾燥機

浴室暖房乾燥機付きの浴室

浴室暖房乾燥機は冬場の寒い浴室を入浴前に暖めてくれる暖房器具です。

また、名前の通り暖房だけでなく乾燥機能も搭載されているため、浴室暖房乾燥機を利用すれば室内の湿気を気にせず衣服を速く乾かすことができますし、ジーンズやニットの陰干しをすることも可能です。さらに、乾燥機ではできないお布団にも対応できる便利な暖房器具なのです。

ガスファンヒーター

ガスファンヒーター

※写真出典元:プロパンガス会社変更サービス比較サイト

ファンヒーターとは燃料を燃やして発生させた熱をファンを使って部屋全体に送ります。立ち上がりが早く、すぐに温風が出て来るため部屋を素早く暖めることができます。

温風が出るため、空気が乾燥しやすく、ガスと石油を燃料としたファンヒーターだと、定期的な換気が必要です。換気が不十分だと一酸化炭素中毒を引き起こしてしまう可能性もあります。

ガスストーブ

ガスストーブ

※写真出典元:プロパンガス会社変更サービス比較サイト

ストーブは実際に燃料を燃やした熱で直接部屋を暖めます。温風を出すわけではなく、器具の周りからじわじわと暖めていく仕組みになっています。

ファンヒーターと同様定期的な換気が必要ですが、温風が出ないためファンヒーターよりも乾燥しづらくなっています。使用時には本体が非常に熱くなるので、お子さんがいるご家庭で使う際などは注意がしましょう。

ガスFF式暖房機

ガスFF暖房機のしくみイラスト

ガスや石油を使ったファンヒーターやストーブの、換気をしなければいけないという点を無くした器具がガスFF式暖房機です。ざっくり言えば、室外から取り込んだ空気を暖めて熱源とし、直接屋外に排気する仕組みとなっています。

壁面に給排気のための穴を開ける必要がありますので、あとから設置場所は変えづらいものの、定期的な換気をせずに安全に使えるのは魅力的です。

導入をお考えの方はどこに取り付けるかよく考えてから購入しましょう。

暖房器具に利用される燃料は3種類

燃料の種類 電気 ガス 石油
特徴 ・ランニングコストが安い
・コンパクトな商品もある
・すぐにしっかり温かい
・定期的な換気が必要
・停電時でも利用できる
・定期的な換気が必要
・燃料のつぎ足しが必要

暖房器具に利用される燃料は「電気」「ガス」「石油」の3種類ありますが、それぞれに上記のような特徴があります。

コンセントに繋いで利用する電気の暖房器具は、コンパクトでコスパの良い商品が多い傾向が。また、小型商品はコンセントがあれば使用場所を簡単に変更できます。

ガスの暖房器具は、コンセントではなくガス栓に繋ぐ必要があります。しっかり部屋を暖めることが可能なガスですが、一酸化炭素中毒などの危険があるため定期的な換気が必要です。

石油の暖房器具は電池式の商品が多く、様々な場所に設置して使用できます。燃料を手作業で継ぎ足さなければならず換気も必要ですが、石油が手元にあれば災害時、停電時などでも利用することができます。

購入時は燃料の種類をチェック!

暖房器具は様々種類があり、その中でさらに使用燃料が分かれている商品もあります。

コスパ重視であれば電気の暖房器具を、部屋をすぐに暖めたい方はガスの暖房器具を、災害でも利用できるようにしておきたい方は石油の暖房器具がオススメ。

商品の写真では燃料の種類がわからないこともあるので、購入の際は念のためその暖房器具の燃料を確認しましょう。

生活スタイルや希望に合わせて器具を選ぼう

生活・ライフスタイル イメージ

暖房器具や燃料ごとに特徴が異なるとご紹介してきましたが、どのように暖を取りたいかによって選ぶべき器具は異なります。そのため、自分に合った器具を見つけるにはその特徴を元にどの器具の特徴が自分に合っているのか判断しましょう。

1部屋全体をすぐに暖めたい

リビングや子供部屋など人がいる部屋だけ暖めたい場合は、エアコンやストーブのような一台ですぐに部屋全体を暖めてくれる器具が良いでしょう。

これらの器具は種類によって10畳向け17畳向けと一台で暖められる目安の広さが決まっています。広さと合っていない器具を購入してしまうと部屋全体が暖まるのに時間がかかってしまったり、隅々まで暖まらなっかりしてしまいますので、利用したい部屋の広さに合った種類の器具を選んでくださいね。

足元を暖めたい

足元を暖めたい、なんだか底冷えするとお悩みの方は、床暖房の利用がオススメ。床暖房は足元をしっかりと温めながら徐々に部屋全体も暖めてくれます。

床暖房以外にもホットカーペット等でも似たような効果が得られます。また、床全体ではなく自分の足元だけ暖めたい方は電気毛布やパネルヒーターを使用するのも良いでしょう。

導入費用を抑えたい

導入費用を抑えたい場合は、ヒーターやストーブなど本体価格が抑えめで導入工事がいらない暖房器具が良いでしょう。

ヒーターとストーブは価格的にはあまり変わりませんが、どちらも温められる部屋のサイズによって商品価格が変わります。利用したい場所の広さより狭い範囲向けの器具を購入してしまうと暖まるのに時間がかかったりそもそも温まらないことも。商品を選ぶ際は、一番安いからこれ!ではなく設置する部屋の広さも考慮して購入しましょう。

毎月の光熱費を抑えたい

毎月の光熱費を抑えたい設備費用は少し高くても、毎月かかる光熱費を抑えられる方が良い!という方もいらっしゃいますよね。一番光熱費を抑えることができる暖房器具はヒートポンプ式のエアコンなどですが、取り付け工事+本体代がかかってしまうため、導入費用は高額です。

エアコンと扇風機の併用や器具のメンテナンスなどをすることで、効率良く部屋を暖めることでも光熱費を抑えることができます。また、家を出る30分~1時間前に電源を切ったり、断熱効果のカーテンを利用して温かい空気を外に逃がさないようにするなどの節約も効果的です。

高気密・高断熱の家で使う

今お住まいの家やこれから建てる家が「高気密・高断熱」の物件で利用するなら、エアコンや換気のいらない電気の暖房器具がオススメ。

ストーブなどを利用していると換気をする必要があるため、せっかくの高断熱・高気密の物件なのに換気してしまっては高気密・高断熱の良さを活かしきれなくなってしまいます。元々ある程度暖かい作りですのでエアコンなど一年中利用できる器具を活用するのが良いでしょう。

乾燥を避けたい

温風が出るエアコンやファンヒーターは稼働させると乾燥しやすくなってしまいます。そのため、乾燥を避けたい方は温風が出ない床暖房が一番オススメ。

ストーブやパネルヒーター等も温風は出ませんが、使用中は定期的に換気をする必要がありますので、ご自身の使い方に合わせて暖房器具を選びましょう。でもやっぱり乾燥が気になるという方は、加湿機能のある商品を選ぶか、加湿器を併用すると良いでしょう。

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生活スタイルや希望に合わせて器具を選ぼう

暖房のあるリビング イメージ

暖房器具は様々な種類がありますし、器具ごとに使い方も便利な点も大きく異なります。これ使ったら寒い時期が生活しやすくなるかも!と思える器具は生活スタイルによって様々ですし、この記事で取り上げている暖房器具以外にもたくさんありますので器具の良いところを調べて、どの器具が良いか、どの組み合わせて利用するのが生活に合っているのかで暖房器具を選びましょう。

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