ガスが止まる原因は?エラー表示一覧・復旧方法も説明
あれ?コンロの火がつかない!シャワーを出してもいつまでもお湯にならない!ということ、たまにありますよね。ガスが止まる原因は様々あり、その原因に合わせた対処が必要になります。
ガスのメーターには安全のためにガスを遮断する機能があるのですが、メーターがガスを止めた場合は、メーターの液晶にエラー内容が表示されるので、それを読めば原因も復旧方法もわかるんです。
ガスが止まる原因やガスの復旧方法をまとめましたので、ぜひご参考にしてみてくださいね。
プロパンガスが止まる原因は?
- メーターによる遮断
- ガス器具の故障
- ガス切れ
- ガス会社の遠隔遮断
ご家庭でガスコンロの火がつかなくなったり、シャワーやキッチンでお湯が出なくなったりする主な原因は、上記の4つです。
それぞれ根本原因や対処方法が異なりますので、個別にご説明していきます。
ガス器具の故障
ガスコンロや給湯器などのガス器具が「どれか一つだけ」利用できない場合は、ガス器具が故障またはエラーを起こしている可能性があります。
ガス会社やそのガス器具の購入先に連絡してエラーへの対応(電池交換や電源の入れ直し等)を行い、それでも直らず故障だった場合は買い換え・修理などを行いましょう。
メーターによる遮断
全てのガス器具が利用できない場合、まず考えられる原因として「メーターでガスが遮断された」可能性が挙げられます。
プロパンガスのメーターは、地震やガス漏れなどの危険を察知すると自動でガスを遮断する機能が搭載されており、遮断理由によってはユーザーがすぐに復旧することも可能です。
遮断理由はメーターの液晶に表示されますので、表示内容を見て対応しましょう。よくある表示内容については後述にて説明いたします。
ガス切れ
プロパンガスはガスボンベで供給されているため、ガスボンベ内のガスを使い切ってガス切れを起こすと、ガスコンロや給湯器は利用することができません。
とはいえ、ガスボンベは通常複数本設置され、一つのボンベのガスを使い切っても他のボンベからガスが供給されますので、ガス切れが起こることは滅多にありません。ガス器具もメーターも正常に稼働しているのになぜかガスが使えない…、という時に原因の一つとして考えましょう。
ただ、年末年始など大勢の来客でガスの使用量が急増した場合などはガス切れが起こりやすくなります。ガスの使用量が極端に増えそうな場合や、もしガス切れが起きてしまった場合には、ガス会社へ連絡をして対応をお願いしましょう。
ガス会社による遮断
普段ガスを使用する上ではあまり起こることではありませんが、被災を確認できた場合やガス代未納などの場合に、ガス会社が遠隔でプロパンガスの供給をストップさせることがあります。
いずれにしても、理由がわからずガスが止まっている場合はガス会社に連絡すると良いでしょう。
メーターはどういう時に遮断する?
ガスメーターは地震やガス漏れ、ガスの長時間使用(お湯の出しっぱなし等)を感知してガスを止めますが、ガスが止まった原因によってはユーザー自身がガスの復旧を行うことができます。
ガスが止まる原因とメーターの表示内容を合わせてご紹介しますのでご参考ください。
長時間ガスを使用し続けた時
お風呂のお湯の出しっぱなしや、ガスコンロの火の点けっぱなしなど、必要以上に長時間ガスを使用した場合、自動的にガスを止めます。
ついうっかりの消し忘れ・止め忘れによってもガスが自動的に止まります。
この場合は安全を確認後、ユーザーが復帰操作を行うことができます。
ちなみに、コンロをとろ火で使用する際などはガスが止まらない場合があるので注意しましょう。
ガスが不自然に大量に流れた時
未使用のガス栓が誤って解放されたり、冬の初めに多くのガス器具(ガス暖房など)を使用するなど、以上に大量のガスが流れた時、自動的にガスを止めます。
この場合も安全を確認後、ユーザーが復帰操作を行うことができます。
地震が発生した時
ガス使用中に震度5相当以上の地震があると、自動的にガスを止めます。
調理中に地震が起きた時にはガスを止めることで二次災害を防ぎます。ガスを使用していない時は、ガスを止めない機能になっています。
この場合も安全を確認後、ユーザーが復帰操作を行うことができます。
配管のガス圧が低下した時
ガスボンベの容器バルブが閉じたままガスを使用した場合や、落雪などでガスの配管が破損した場合、自動的にガスを止めます。
この場合は速やかに利用中のガス会社へ連絡してください。
メーターが電池切れの時
ガスメーターの電池の電圧が低下した時は、40日間にわたり警告を表示し、その後ガスを止めます。
通常は警告期間中にガス会社が対応しますが、電池電圧が低下すると保安機能が働きませんので、気づいた場合は速やかに利用中のガス会社へ連絡してください。
ゴム管や配管から微小なガス漏れがあった時
ゴム管・配管の経年劣化や接続部などから微小なガス漏れが一定日数以上続いた場合、ガスは止まりませんが警告が表示されます。
ガスは使用できますが、気づかないうちにガスが漏れだしていたら重大な事故にもなりかねませんので、表示に気付いたらガス会社へ連絡しましょう。
ガスメーターの復旧方法
ガスメーターが遮断された場合、安全の確認後、上記の手順でユーザー自身が復旧を行えます。
ガス漏れなど危険が続いている場合は、復旧しても再度遮断されます。安全が確認できない、なんでガスが止まっているかわからない、といった場合は速やかにガス会社へ連絡しましょう。
賃貸でガスが止まったらどうすればいい?
賃貸物件でも、ガス止めの原因がわかって安全が確認できれば、ユーザー自身が復旧操作を行っても問題ありません。
ただし、誤った操作によってガス器具が故障してしまった場合などは、入居者の費用負担が発生する可能性もあります。不明点や不安なポイントがある場合は、管理会社やガス会社に連絡してから対処すると良いでしょう。
ガスが止まってしまった場合の正しい対処法を知っておこう
プロパンガスは様々な原因で止まってしまうことがあります。原因の確認方法や対処方法を理解して、安全にプロパンガスを利用しましょう。
プロパンガスを利用する上で分からないことなどがあれば、いつでも当社までご相談ください。
ご利用状況別メニュー
人気記事ランキング