プロパンガス使用量の平均は?人数やガス器具ごとの平均と比較

平均的なガス使用量と請求額のイメージ

ガスの請求金額が高いと感じたら、まず確認したいのが「ガスの使用量」。ガスの使用量が平均より多い場合はガスを使い過ぎているのかもしれません。

またプロパンガスは、地域や世帯人数だけでなく、季節などによっても平均ガス使用量が異なります。様々な平均使用量と比較をして、自分のガス使用量が多いのか少ないのかチェックして、効率的に対策してみましょう。

プロパンガスの平均使用量一覧

プロパンガスの平均使用量は?

世帯別や地域別など、様々なガス使用量の平均を表にまとめました。当てはまる平均使用量と比較して、自分がガスを使いすぎているのか確認してみましょう。

以下出典元:エネ研・石油情報センター「プロパンガス消費実態調査」

【世帯人数別】ガスの平均使用量

世帯人数 平均ガス使用量
1~2人暮らし 6.5㎥
3人暮らし 8.9㎥
4人暮らし 11.3㎥
5人暮らし 11.7㎥
6人暮らし 12.0㎥
7人暮らし以上 11.8㎥

こちらは世帯人数ごとの平均ガス使用量です。自分の世帯人数の平均ガス使用量と、自身のガス使用量を比較してみましょう。

基本的には大人の人数で計算されています。また、冬は上記の1.5倍、夏は上記の0.6倍くらいを目安に考えましょう。

【都道府県別】ガス平均使用量

以下は都道府県別に平均のガス使用量をご紹介しています。

北海道などの寒い地域では、すぐに温めることができる灯油の暖房器具が多く利用されているなど、ガス以外の燃料の暖房器具が主流な地域はガスの使用量が少なくなります。

北海道・東北地方のガス平均使用量

都道府県 ガス平均使用量
北海道 4.0㎥
青森県 5.3㎥
岩手県 7.8㎥
宮城県 8.0㎥
秋田県 6.0㎥
山形県 7.5㎥
福島県 8.2㎥

灯油の利用が多い地域では、ガスの平均使用量は下がる傾向にあるようですので留意しましょう。

関東地方のガス平均使用量

都道府県 ガス平均使用量
茨城県 10.9㎥
栃木県 10.2㎥
群馬県 7.9㎥
埼玉県 14.0㎥
千葉県 12.6㎥
東京都 10.3㎥
神奈川県 13.8㎥

中部地方のガス平均使用量

都道府県 ガス平均使用量
新潟県

10.0㎥
富山県 7.1㎥
石川県 8.2㎥
福井県 10.0㎥
山梨県 8.0㎥
長野県 7.6㎥
岐阜県 8.3㎥
静岡県 11.9㎥
愛知県 11.6㎥

近畿地方のガス平均使用量

都道府県 ガス平均使用量
京都府 9.9㎥
大阪府 13.8㎥
三重県 10.2㎥
滋賀県 10.3㎥
兵庫県 10.6㎥
奈良県 12.2㎥
和歌山県 8.0㎥

中国地方のガス平均使用量

都道府県 ガス平均使用量
鳥取県 8.1㎥
島根県 9.1㎥
岡山県 8.8㎥
広島県 8.5㎥
山口県 8.3㎥

四国地方のガス平均使用量

都道府県 ガス平均使用量
徳島県 8.6㎥
香川県 7.3㎥
愛媛県 7.1㎥
高知県 10.9㎥

九州地方のガス平均使用量

都道府県 ガス平均使用量
福岡県 8.3㎥
佐賀県 9.2㎥
長崎県 7.4㎥
熊本県 6.7㎥
大分県 7.2㎥
宮崎県 6.0㎥
鹿児島県 8.6㎥
沖縄県 4.7㎥

【季節別】ガス平均使用量

ガス平均使用量
1月 12.2㎥
2月 11.7㎥
3月 10.8㎥
4月 10.5㎥
5月 9.4㎥
6月 8.2㎥
7月 7.0㎥
8月 6.4㎥
9月 6.3㎥
10月 7.7㎥
11月 9.0㎥
12月 10.5㎥

夏と冬ではガスの平均使用量に2倍ほどの差があるので、使用量を比較する時は注意が必要です。まずは自分のガス使用量が何月のものか確認してから、平均使用量と正しく比較をしましょう。

夏にガス使用量が下がる理由は以下ページで詳しく紹介しているので、気になる方はぜひ参考にしてみてくださいね。

冬にガスの使用量が増えるのはなぜ?

  • 水の温度が下がった
  • 手洗い・食器洗いもお湯を使う
  • 入浴や追い焚きの回数が増える
  • ガスの暖房器具の利用

どのご家庭でも、夏よりも冬の方がガス使用量が増えますが、それは冬になると水温が低下するためです。例えば水を同じ40℃に温めるとしても、30℃から40℃に温めるのと、10℃から40℃に温めるのでは、後者の方が熱量が必要になるのは一目瞭然ですよね。

また、一般的には冬の方が、湯船にお湯を張る回数や追い焚きが増えたり、お皿洗いや手洗いもお湯で行うことが増えたりと、お湯(=ガス)を使うケースが増えがちです。

【入浴時】ガス平均使用量

  ガス平均使用量
お湯張り1回(200L) 0.33㎥
追い焚き1回 0.04㎥
足し湯 20L 0.03㎥
60L 0.10㎥
100L 0.17㎥

※お湯張りと足し湯は冬場の水道水の平均温度8℃の水を40℃まで沸かした場合、追い焚きは200Lのお湯を36℃から40℃まで温めた場合のガス使用量

お風呂は、一般家庭で一番ガス使用量が多い場所です。例えば4人家族で毎日お湯はり+2回追い焚きをするご家庭では、お風呂のガス使用量だけで12.3㎥になる計算です。足し湯や追い焚きなど、お風呂でかかるガス代については、以下ページで詳しく説明していますので、気になる方はぜひご覧ください。

シャワーを約17分利用するとお風呂一杯分の使用量に!

うちはシャワーしか使ってないから節約してる、と仰るお客様も多いのですが、実はシャワーを約17分使用すると、お湯張り1回分と使うお湯の量が同じくらいになります。

1人暮らしであればシャワーだけが節約になることもありますが、3~4人暮らしの場合は全員が使うお湯の量でガス使用量を計算しなければならないので、家族全員でシャワーをおおよそ何分使っているかを確認して、シャワーの使い方を考えてみましょう。

キッチンの平均ガス使用量

平均ガス使用量
食器洗い 0.12㎥
ガスコンロ強火(30分) 0.053㎥

※食器洗いは、給湯設定温度を40℃にしたお湯を60L(東京都水道局ホームページの使用量目安を参照)使用した場合のガス使用量(元の水温は冬場の水道水の平均温度8℃を想定)。
※ノーリツのガスコンロ(NLW2290ACBAR)のガス消費量を参照。

キッチンでガスを使用するのは、主にガスコンロと食器洗いなどで使用するお湯です。例えば上記の食器洗いに使うお湯の量は、5分間お湯を出しっぱなしで食器をすすいだ場合を想定していますが、毎日行うとガス使用量の平均は3~4㎥となります。

ちなみに、キッチンの蛇口にも節水用のアイテムがあるので、使用量を減らしたい場合は設置を検討してもいいですね。

ガス暖房器具の平均ガス使用量

1時間あたりのガス使用量
ガスファンヒーター 0.1㎥
ガスストーブ 0.07㎥

※上記ガス使用量はリンナイのガスファンヒーター(RCDH-T3501E)、ガスストーブ(R-452PMS)のガス消費量を参考に算出

ご家庭でよく利用されるガス暖房器具であるガスストーブとガスファンヒーターは、使用時間が長くなることもあってガス使用量が多いガス器具です。

1時間の使用量はあまり多く見えませんが、暖房は1日に何時間も利用しますよね。例えばファンヒーターを毎日4時間利用すると、1ヶ月(30日)のガス使用量は12㎥とかなり多くなります。

ガス使用量が平均より多いなら、ガスの節約にチャレンジ!

ガス使用量が平均より多いなら、ガスの節約にチャレンジ!

平均ガス使用量と比較して自分のガス使用量が多かった場合は、まずお風呂場から節約を考えてみましょう。一番ガスを消費するお風呂場での節約は効果が出やすいのでオススメです。

以下の記事では、お風呂場だけでなくキッチンなどの効果的な節約方法をご紹介していますので、参考にしてガスの節約にチャレンジしてみましょう!

ガス使用量が平均より少ないのにガス代が高いなら、従量単価が高い!

ガス使用量が平均より少ないのにガス代が高いなら、従量単価が高い!

平均ガス使用量と同じくらいの使用量だけど、ガス代がどうしても高い!という方は、割高な従量単価になっている可能性が高いです。プロパンガスはガス会社が自由に料金単価を決められるので、不透明な値上げなどによって高い料金設定での契約になっているのかもしれません。

検針票には使用量や請求金額以外にも料金単価も記載されていますので、基本料金と従量単価が現在いくらなのか確認してみましょう。

ガス料金の削減には「ガス会社変更」が一番効果的!

ガス会社によって料金設定がバラバラのため、ガス会社を変更するだけで平均20~30%のガス代が削減できます。平均よりもガス使用量が少ないご家庭では節約も難しいと思いますが、ガス会社を変更すればどんなご家庭でもガス代が削減できて、月間8,000円もガス代が安くなったお客様もいらっしゃいます。

ガス使用量が平均より多いご家庭でも、もちろんガス会社変更によるガス代削減は効果大!まずはガス会社を変更するといくらガス代が安くなるのか、無料で料金シミュレーションしてみましょう。

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平均ガス使用量と比較して、最適な節約方法を考えよう

平均ガス使用量との比較イメージ

自分がガスを使いすぎていないか気になったら、まずは平均ガス使用量を比較してみましょう。ガス使用量が平均より多いならまず節約を、平均とそんなに変わらないならガス会社変更をすると、ガス代が効果的に節約できる可能性が高いです。

また、ガス使用量が多いのか、料金設定(従量単価)が高いのかがわかれば、今後の節約プランも考えやすくなります。ガス代が高いなぁと感じたら検針表を用意して、ガス使用量と料金単価を確認しましょう。

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