プロパンガス適正価格とは?地域やガス会社によって異なる料金設定について解説
プロパンガス料金には適正価格があることをご存じでしょうか。平均価格との違いが分かりにくいですが、今回の記事では概念から実際の値段についても徹底的に解説。契約しているガス会社を見直すだけで大幅な節約が見込めます。この機会に自分の料金が高いか安いかを判断できるようになりましょう。
プロパンガスの適正価格
プロパンガス平均 | 「ガス屋の窓口」適正価格 | 都市ガス平均 | |
---|---|---|---|
基本料金(税抜) | 1,858円 | 1,500円~ | 1,056円~ |
従量単価(税抜) | 528円 | 280円~ | 130円~ |
*20㎥使用時の従量料金(税抜) | 10,560円 | 5,600円~ | *5,798円~ |
請求金額(税込) | 13,659円 | 7,810円~ | *6,960円~ |
参考:東京ガス「東京地区料金表(令和2年6月)」
石油情報センター「液化石油ガス価格分布状況(令和2年4月)」
*都市ガスの使用量については熱量を考慮し2.23倍で算出
上記の表では東京を一例に、都市ガスとプロパンガスの平均値、適正価格を記載しています。プロパンガスは都市ガスに比べると値段が高いと言われていますが、適正価格の場合にはそこまでの差がないことがわかります。
そのため、まずはご自身のガス料金が適正価格なのかを見極めるのが重要です。もし現在プロパンガスを使用している方の場合、適正価格に見直すことで、大幅にガス代を節約できるかもしれません。
そもそも適正価格とは
そもそも適正価格とは何なのかを確認しておきましょう。適正価格とは、ガス会社が赤字になることなく運営していけるほどの価格を指しています。
プロパンガスの場合は都市ガスと違い、平均価格と適正価格には大きな差が生まれています。そのためプロパンガス料金を見直す際には、適正価格をしっかりと確認しておくことが重要です。
当サイトでは、優良なガス会社と協力し、他社よりも安い適正価格を実現しています。
プロパンガスの料金が適正価格よりも高い理由
- プロパンガスは適正価格と平均料金で大きく違いがある
- 料金が不透明
プロパンガス料金がなぜ適正価格よりも高くなってしまうのかと疑問に思う方もいるのでは?その理由は主に上記の2つが挙げられます。それぞれ詳しくみていきましょう。
プロパンガスは適正価格と平均料金で大きく違いがある
プロパンガスは適正価格と平均料金で大きく違いがあります。プロパンガスは従来から自由料金制をとっており、ガス会社ごと、もしくは同じガス会社であってもご家庭ごとに価格差があります。中には高い金額設定をしているところもあり、平均値もそのために高額になってしまっています。結果として適正価格と平均価格の差が生まれ、料金も高くなってしまっているのです。
料金が不透明
プロパンガス料金は、不透明な部分が多いのも事実。そのため、中には不当に値上げする会社もあるのです。
こうした事態を受け、2017年よりプロパンガス料金の内訳を消費者へ公開することがガイドラインで取り決められました。大手ガス会社や優良な会社ではこのガイドラインは遵守されていますが、残念ながら守っていない会社も。検針票や請求書を確認しても基本料金や従量単価が記載されていないこともあります。
こうした一部のガス会社では、原油高騰での値上げ後も、値下げを行わず、そのままの金額で請求を続けるといったことが横行しています。
プロパンガスの料金はどのように決まる?
上記の式でプロパンガスの料金を算出できます。このように基本料金と従量料金でプロパンガス料金を算出することを二部料金制と言い、全国の9割以上のガス会社が採用している一般的な方式です。
基本料金はガス使用の有無にかかわらず発生する料金です。一方で従量料金はガスの使用量に応じて変動する料金を指します。
家庭別プロパンガス平均料金と適正価格
契約しているガス会社だけでなく、それぞれの状況でもガス料金の平均金額は異なります。自分の現在の状況から、実際に高いのか安いのかを判断していきましょう。
戸建の場合
プロパンガス平均 | 「ガス屋の窓口」適正価格 | |
---|---|---|
基本料金(税抜) | 1,858円 | 1,500円~ |
従量単価(税抜) | 351円 | 280円~ |
11㎥使用時の従量料金(税抜) | 3,861円 | 3,080円~ |
請求金額(税込) | 6,291円 | 5,038円~ |
参考:日本生活協同組合調査「わが家の電気・ガス料金調査」
石油情報センター「液化石油ガス価格分布状況(令和2年4月)」
戸建の場合、月の平均使用量は11㎥です。料金をみてみるとプロパンガス料金は平均で6,291円ですが、適正価格に見直すことで1,374円の節約が可能です。
一人暮らしの場合
プロパンガス平均 | 「ガス屋の窓口」適正価格 | |
---|---|---|
基本料金(税抜) | 1,858円 | 1,500円~ |
従量単価(税抜) | 528円 | 280円~ |
5㎥使用時の従量料金(税抜) | 2,640円 | 1,400円~ |
請求金額(税込) | 4,949円 | 3,190円~ |
石油情報センター「液化石油ガス価格分布状況(令和2年4月)」
一人暮らし平均使用量と言われている5㎥のプロパンガス平均金額は、石油情報センターによると4,949円です。しかし、適正価格はなんと3,135円。一人暮らしの場合は適正価格に見直すだけで月々約1,800円、年間で約21,600円も節約することができます。
地域別の適正価格
地域 | 基本料金 | 従量単価 | 20㎥使用時のガス代 |
---|---|---|---|
東北 | 1,500円~ | 330円~ | 8,100円 |
関東 | 1,500円~ | 280円~ | 7,100円 |
東海 | 1,500円~ | 330円~ | 8,100円 |
中部 | 1,500円~ | 350円~ | 8,500円 |
中国 | 1,600円~ | 380円~ | 9,200円 |
四国 | 1,600円~ | 360円~ | 8,800円 |
九州 | 1,500円~ | 400円~ | 9,500円 |
※上記金額は全て税別となります。
山間部や雪国では配送にコストがかかり、ガス代が高くなる傾向にあります。一方で関東ではガス会社も多く、価格競争が激しいこともあり、ガス料金は安くなる傾向にあります。
プロパンガス料金を適正価格に見直す方法
今のプロパンガス料金を適正価格にするには、ガス会社を変更するのが一番の近道です。プロパンガス会社を変更し適正価格にした場合、大きく料金を下げることができるでしょう。
また、ガス会社が同じであっても、家庭によってもプロパンガス料金は異なります。まずは適正価格診断を受けてみて、どのくらい安くなるかを試しに確認してみるのをおすすめします。
月々のガス代が高いと感じたら、適正価格を参考に契約を見直そう
プロパンガスの料金は平均料金だけでなく、適正価格にも着目することが大事です。大きな差があるプロパンガス料金はガス会社を変更するだけで、大幅に安くすることが可能です。一度適正価格と現在の価格とを比較し、高いと感じたらガス会社を変更してみましょう。
適正価格に見直すことで、プロパンガスは今よりもずっとお得に使用できます。まずは一度、当サイトでお気軽にご相談ください
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